
手持ちのCDもしくはハイレゾ音源でオーディオ的に使えそうな(使っている)作品を10枚紹介します。
意図的に割と新しい作品を選びました。
いわゆるJazz名盤ではないのでご了承ください。
オーディオファイルのためのジャズCD
妹尾 美里 – LaVie
Rosebudはリマスター再発盤含めてプレミア価格になっていますが、個人的にはこちらの作品の方が好きですね。
馴染みやすいメロディで、穏やかなアルバムです。

Joao Paulo, Peter Epstein & Ricardo Dias – Nascer
ワンポイント録音で有名なMA Recordingsから1枚紹介します。
独特な世界観の作品が多いレーベルですが、ジャズっぽい要素の作品は意外と少ないかもしれませんね。

Arturo O’Farrill Trio – Live in Brooklyn
ピアノ・トリオアルバム。
父親がラテンジャズのパイオニア、チコ・オファリルという血筋から、そちら方面で語られることも多いです。
そのままコンテンポラリー・ジャズに発展した感じでしょうか。

Tomasz Stanko Quartet – Lontano
ECMらしいひんやりとした空気感。
静けさなの中に時折、嵐のような激しさを感じます。
演奏自体も素晴らしく作品として完成度の高いアルバム。

Antonio Forcione – Meet Me in London
オーディオメーカーがレコードもリリースするケースは結構あります。
この作品はUKのNaim Audioからのリリースです。同社のコンピレーションアルバムは高音質作品が多くてお勧めです。
イタリアのギタリスト、アントニオ・フォルチオーネ。
女性ヴォーカリスト、サビナ・シウバとの共演盤。
殆どの作品がギターとボーカルというシンプルな内容です。
192k/24bitのハイレゾで聴いています。
若干、左右のセパレート感を強調した音造りが気になる部分もありますが、鮮度の高い音です。
Joe Gallardo – Blue Minor
ドイツのオーディオメーカー、アコースティックアーツがリリースしているCDです。
レコード屋では流通していません。オーディオショップで取り扱っています。
作曲家兼、トロンボーン奏者のジョー・ガジャルドの作品です。
SACDでも無い通常のCDとしてはかなり高いですが、演奏も録音もかなり良いです。
この作品とは直接関係ないのですが動画を紹介します。
Francesco Negro – Silentium
これもハイレゾ(96k/24bit)で聴いています。
初めてのハイレゾとしてもお勧めです。
空間の広さや音階の表現など、オーディオ的に楽しい作品です。
1曲目のPrimo frammentoをよく使っています。
ピアノの打鍵の強さと、部屋いっぱいに広がる鈴の音が印象的です。
空間の広さを意識して聴いています。
ハイレゾって音良いの?という人もこの作品は納得していただけると思います。
Trio Kuhn Humail Jenny-Clark – Jenny-Clark Live at Jazzfest Berlin 1987 & 1995
独ピアニスト、ヨアヒム・キューンの70歳バースディを祝うライブ盤。
ところどころ、打音がピーキーンという感じに耳につきます。
音の立ちあがり、立ち下がり、スピード感のチェックに。
某スピーカーメーカーがデモに使っていて面白いなと思いました。

Jaco Pastorius – Truth, Liberty & Soul
アナログテープからデジタル化されたDSDファイルで聴いています。
音が太くて強い。良質なテープで聴いているような感覚。

Chris Connor – Ultimate Original Sound Restoration
XRCDです。低域のデモ用に。
3曲しか入っていません。
最後の曲のマリンバの作品に超低域が入っています。
小型スピーカーだと音が鳴っていない(聴こえない)場合もあると思います。
大型スピーカーで聴くとふだんは共振しないような部屋の色々なところがビビり出したりすることもあります。
廃盤で入手難だと思いますが、ネタとして面白い作品です。
以上10枚紹介してみました。
気が向いたらまた別の作品も紹介します。
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