ワールドミュージックの定義が難しいです。
ここでは非英語圏の音楽程度の意味合いです。
感覚的に高音質の作品はあまり多くないカテゴリーですが、自分のコレクションの中で録音がお勧めできる作品を紹介します。
ワールドミュージック (World music) とは、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア、バルカン半島、ケルト、ロマほか世界の各地域と民族の、多様な音楽を包括する音楽用語である
参考: ワールドミュージック - Wikipedia
高音質ワールドミュージック10枚
Sera una Noche - La Segunda
高音質・ワンポイント録音で定評のあるMA Recordingsを代表する作品。
同レーベルのベストセラー。
バンドネオン、ギター、チェロ、パーカッションをが基本とし、木管楽器、女性ヴォーカルが曲によりさまざまな組み合わせで登場します。おすすめは、"Taquito Militar"という曲です。各楽器の距離感、空気が動く感じが良く分かります。
Dorota Miskiewicz - Caminho
なんて読むのか分かりません。
ポーランドのヴォーカリスト兼ヴァイオリニスト。
ブラジルの要素も感じる東欧ジャズ。非英語に違和感がない人なら普通に楽曲も良いのでおすすめです。1曲目と最終曲が好きです。
Renato Motha & Patricia Lobato - Planos
ブラジル出身のデュオ。全作品おすすめです。
本作は全て、オリジナルです。
ヘナート・モタは、マリア・ヒタへの楽曲提供をはじめ、プロデューサーとしても活動しています。
Song Zuying - Epics of Love
高音質として評価の高い、Stockfisch Recordsから、中国人女性歌手の作品を1つ紹介します。
中国フィルハーモニー管弦楽団をバックに歌っています。サラブライトマンの中国版みたいな感じでしょうか？
この作品はSACDでマルチも収録されています。
グラミーの最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にもノミネートされています。
Gianmaria Testa - Extra-Muros
ジャンマリア・テスタはイタリアのシンガー・ソング・ライターです。
イタリア語の他に、フランス語の曲も録音しています。
渋いヴォーカルに、ギターを中心としたシンプルな構成の作品です。
曲によって、ヴァイオリンやチェロ、ピアノなどが加わります。
強くて引き込まれる音です。
Emy Tseng - Sonho
エミー・ツェンは台湾ルーツのアメリカ人です。
ブラジル作品、、欧米作品が混在したカバーアルバム。
個人的にMamas & The PapasのCalifornia Dreamin' のカバーを愛聴していますが、いちおうワールドミュージックとして紹介しているので、動画はToninho Hortaのカバーにしておきます。
この作品はRoonで録音エンジニアのつながりでたどり着きましたが、誰とつながっていたのか思い出せません。
TidalやQobuzでも聴けますが、CDも買ってしまいました。
Gretchen Parlato - Live in NYC
グレッチェン・パーラトはアメリカのジャズシンガーです。
このカテゴリに入れるか悩みましたが、録音が素晴らしく良いこと、ブラジル音楽の影響も大きいと思いますので紹介します。
声を楽器のように自在に操りますね。
表現力が凄まじいです。
ライブならではの会場の暗騒音とか、気配感も機器や部屋のSNを確認する1つの指標になりえます。
Maria Rita - Segundo
エリス・レジーナの実娘、マリア・ヒタの2ndアルバム。
この作品が一番好きです。
マルセロ・カメロのCasa Pré-Fabricadaが素晴らしすぎですね。
オリジナル曲はロック調ですが、完全に自分の世界観で表現しています。
Senti Toy - How Many Stories Do You Read on My Face
ミャンマーと国境を接するインド東部のナガランド州出身のシンガーソングライター。
首狩り族の末裔という異色のアーティストです。
民族音楽、ジャズ、ポップスなどさまざまな要素がゴッチャになった不思議な作品です。
ポチップ
La Pocha y Su Grupo de Flamenco - Flamenco
フラメンコの作品は、昔からオーディオ用チェックとしてよく使われます。
足踏みの低域の立ち上がり、立ち下がりや、定位の確認がしやすいからです。
このCDは何度も再発しています。黒いジャケットがオリジナルですが、再発された赤い服を着た女性がジャケットのタイプの方が有名ですね。XRCDや、少し前にもガラスCD/MQA-CDという作品もリリースされています。
CDのバージョンによって収録曲が異なります。
ポチップ
以上10枚紹介してみました。
気が向いたらまた別の作品も紹介します。
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