Stockfisch Records SACDおすすめ10選

Stockfisch Records SACDおすすめ10選

ドイツのオーディオファイル向けレコード会社、Stockfisch Records(ストックフィッシュ・レコーズ)。アコースティック・ギターとシンガーソングライターを中心に、録音品質にこだわった作品をリリースし続けているレーベルです。

現在もSACDの比率が高く、Direct-Cut SACDやDMM-CD/SACDといった独自フォーマットにも積極的に取り組んでいます。過去の廃盤作品の一部はDSD64でダウンロード販売もされています。

目次

Stockfisch Recordsとは

1974年、ドイツ・ニーダーザクセン州ノルトハイムでギュンター・パウラーが設立したインディペンデント・レーベルです。

創設期のヴェルナー・レンマーヒルトやデヴィッド・クエリーに始まり、ヨーロッパのギター・シーンやフォーク・リバイバル、シンガーソングライターの作品を中心にカタログを築いてきました。Sara K.、Allan Taylor、Chris Jonesといったアーティストの名前に馴染みのあるオーディオファンも多いのではないでしょうか。

録音はオーバーダブを使わず、スタジオでの一発録りを基本としています。
空間の響きごと自然に収録するスタイルで、メジャーレーベルの作品とはまったく異なる親密な音場が特徴です。

併設のPauler Acousticsではマスタリングやカッティングも手がけており、レコード制作からSACDマスタリングまでを自社で一貫して行える体制を持っています。地元ということもあり、欧州最大のオーディオショウであるHigh End Munichのデモ音源として同レーベルの音源がよく使われています。
参考: Stockfisch-Records 公式サイト

Stockfisch Records おすすめSACD 10選

アコースティック・ギターやシンガーソングライターの作品が中心ですが、クラシックやジャズの録音もいくつかあります。

Sara K. - Hell or High Water

Stockfisch ‎– SFR 357.4039.2

SFR 357.4039.2

初期はCheskyからのリリースでしたが、晩年はStockfischからいくつかの作品を残しました。このレーベルを代表するアーティストの1人です。

2005年に亡くなったギタリスト、クリス・ジョーンズとの最後の録音。彼女自身も2009年にミュージシャンとしての活動を引退していますが、クリス・ジョーンズの影響は大きかったと思います。

ライブ盤が一番好きですが、SACDではリリースがないのでこの作品を紹介します。

Allan Taylor – All Is One

Stockfisch ‎– SFR 357.4078.2

SFR 357.4078.2

英国のシンガーソングライターです。

Stockfischに多数の作品を残しています。どれも音質は優れていますが、作品として抑揚があまりないというか、単調な印象はあります。

収録曲の「Sky」は冒頭の低域とか、遥か右上に展開する音場など、オーディオ的には面白い作品です。

Brooke Miller - Familiar

Stockfisch ‎– SFR 357.8076.2

SFR 357.8076.2

カナダ出身のシンガー・ソングライター。
12歳の時にはパンクバンドのボーカルとして活動していたそうです。

全米フィンガースタイル・ギター・チャンピオンシップで2回優勝したDon Rossがサポートしています。Don Rossは彼女の夫です。

凄腕です。彼のソロ作品もStockfischから出して欲しいです…。

影響を受けたアーティストとして、Leon Redbone、Ricki Lee Jones、Bonnie Raitt、Bruce Cockburn、Ani DiFranco、Joni Mitchell、The Policeといった名前を挙げています。

CDとは別の演奏です

Bassface Swing Trio - Plays Gershwin

Stockfisch ‎– SFR 357.4045.2

SFR 357.4045.2

ダイレクトカットSACDです。

録音はアナログで行われ、そこから信号は3系統に分けられます。レコード制作用はノイマンのカッティングマシンVMS-80に直接送られ、CD用のPCM音源はNEXUS 28-bit、SACD用のDSD64音源はemmLabs ADC8 Mk IVを用いて、それぞれ無加工で制作されています。

ここでの「ダイレクト」とは、各フォーマットで編集が介在しないという意味です。
Direct-Cut SACD

Blue Chamber Quartet - First Impressions

Stockfisch ‎– SFR 357.4046.2

SFR 357.4046.2

TAS Audiophile Demo Discにもノミネートされた優秀録音。

ブルーチェンバーカルテットは、ヴィブラフォン、ピアノ、ハープ、コントラバスという編成です。もともとクラシックの分野で活動していた4人が、クラシックのルーツとジャズの要素を融合させた音楽を作りました。

Patrick O'Byrne - Ravel: Miroirs & Gaspard De La Nuit

Stockfisch ‎– SFR 357.4049.2

SFR 357.4049.2

パトリック・オバーンは、ニュージーランドの主要なピアノ・コンクールで優勝。東京、スペイン、イギリスでも国際コンクールで入賞し、1983年のホセ・イトゥルビ国際コンクールで審査員全員一致の第1位を獲得しています。

現在は大学のピアノ教授として活動しているようです。
他のレーベルでも数枚の録音はあるようですが、この作品しか手元にありません。
Direct-Cut SACD

Gergely Boganyi - Chopin: The Complete Nocturnes

Stockfisch ‎– SFR 357.4051.2-1/2

SFR 357.4051.2-1/2

ゲルゲイ・ボガーニはハンガリー出身のピアニスト。
1996年のフランツ・リスト・ピアノ・コンクールで第1位を受賞しています。

ピアノ演奏だけでなく、カーボン複合材を使用した革新的なピアノの設計者としても知られています。

コンサートグランドピアノ、FAZIOLI F308を使用した録音。
Direct-Cut SACD

CDとは別演奏です

The Spirit of Gambo - The Galaxy Recordings

Stockfisch ‎– SFR 357.4042.2

SFR 357.4042.2

17世紀のヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽。ヴァイオリン、チェロとの伴奏による演奏です。

録音にはベルギーのGalaxyスタジオが使用されました。巨大な鋼鉄のバネで吊り下げられた構造で、3Hzまでの低周波を吸収し、外来音は100dB以上減衰する仕様です。
Direct-Cut SACD

V.A. - AYA Authentic Audio Check

Stockfisch ‎– SFR 357.9011.2

SFR 357.9011.2

AYA(Are You Authentic?)は、クルマで本物の音楽体験を提供することを目的とした会員制の団体です。

テスト信号を含む、オーディオチェック用のデモ音源が豊富に収録されています。ミュンヘン・ハイエンドショウでもよくかかる、Track 4のPercussion-Ensemble「Improvisation - Tiefbass」をはじめ、オーディオファイルが喜びそうな音源が揃っています。

V.A. - Stockfisch DMM-CD/SACD

Stockfisch ‎– SFR 357.5900.2

SFR 357.5900.2

同社が独自に開発したフォーマット、DMM-CD/SACDです。

レコードの音をデジタルで再現するという発想から生まれました。まず、デジタルまたはアナログのマスター音源をノイマンのカッティングマシンVMS-82でDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)の銅盤に直接カッティングします。通常のレコード製造で使われるラッカー盤とマスター盤の工程は省略されています。

カッティングを終えた銅盤は真空吸着で旋盤上に固定されたまま、EMT TSD-15カートリッジとEMT 997トーンアーム、EMT JPA66フォノイコライザーで再生。その出力をMeitner emmLabs ADC 8 Mk IVでDSD64に変換し、SACDレイヤーを制作しています。

プレスされたレコードを介さずにDMMカッティングの音を直接デジタル化するため、レコード特有のノイズや歪みがない状態でアナログの質感を楽しめます。通常のSACDと比べても、違いは感じられると思います。

Track 1に収録されているChris Jones「No Sanctuary Here」はオーディオデモの定番ですが、SACDフォーマットで聴ける貴重な作品です。
DMM-CD/SACD

以上10枚紹介しました。

SACDの世界はまだまだ奥深く、他のレーベルにも素晴らしいディスクが数多く存在します。 以下の完全ガイドで、その世界のさらなる魅力に触れてみてください。

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