
今回はオーディオメーカーが企画したデモンストレーション用CDを10枚紹介します。
非売品も含みます。
入手性は考慮しておりませんので、ご了承ください。
オーディオメーカーによるオーディオチェックCD
Accuphase – Special Sound Selection For Superior Equipment
日本を代表するオーディオメーカー、Accuphaseによるデモ音源集。
非売品で、同社のハードウェアを購入したユーザー向けに配布されているものです。
この記事を書いている時点で第5弾まで発売されています。全てSACDです。
エクストンが絡んでいることもあり、クラシックの比率が多めです。
クラシック6割、その他4割くらいの構成でしょうか。
それなりに配布されていることもあり、若干プレミア価格ではありますが、ヤフオクやメルカリでは常時見かける作品です。
Esoteric – VRDS CD Drive Mechanism Demonstration
これも日本を代表するオーディオメーカーのEsotericです。
非売品。
同社のVRDSメカのデモ用として制作されました。
グラムフォン4D音源から選ばれたゴールドディスクです。オーディオデモでは定番の、ブーレーズ指揮、ストラヴィンスキー: 火の鳥は、EsotericのSACDよりも本ディスク収録の方が良い気がします。
McIntosh – Demonstration Reference Disc
香港のTop Musicで制作されたSACDです。同マスターを使ったゴールドCDも存在します。
McIntosh社が推奨しているデモ音源で構成されており、マスタリングには同社のプリC2200Gold、パワーMc1201が使用されています。

Wilson Audio – Ultimate Reference CD
ウィルソン・オーディオは音楽レーベルもあり幾つかの音源をリリースもしています。
本作は米国Delos社の音源からセレクトされたデモンストレーションCDです。
個人的にDelosの音源はあまり高音質という印象は持っていませんでしたが、こうやって並べられると「ああなるほど」という別の印象を持ちました。
YG Acoustics – TEST CDII
現代を代表するハイエンドスピーカーの雄、YGアコースティックスによるデモ音源。
5曲しか入っていませんが、最初のSwingle Singersのコーラスワーク、2曲目の鬼太鼓座だけで十分楽しめる作品です。
KEF – KEF Ultimate Resolution Demonstration Disc Edition No. 2
英国スピーカーメーカー、KEFによるデモSACD。
制作はユニバーサルが担当しており、収録アーティストもメジャーどころばかりです。
フィリップス、デッカにグラムフォンなどの大手からで選曲も音質も悪くありませんが、ここでしか聴けないようなSACD音源が無いのがやや残念です。
SACDの最初のデモとしては良いと思います。
Triangle – Musique
仏トライアングル社によるデモ音源集。
どこのコンピレーションを聴いても、だいたい持っている or 知っている音源で新しい発見を得ることはあまりないのですが、このCDに収録されている音源は当時知らない曲が多くてとても勉強になりました。
幾つか紹介しておきます。
ALR/Jordan – The Collection Voices 1
独ALRジョーダン社のデモCD。
製作はドイツのケーブルメーカーである、in-akustik社です。in-akustikはケーブル以外にもコンスタントに音源のリリースもしています。
タイトルからもわかる通り、ボーカルに焦点を当てた1枚です。
24KゴールドCD。
Rebecca Pidgeon, Alison Krauss, Christy Baron, Sara K.など、人気の高いアーティストも収録されています。
日本では流通していないかもしれませんが、普通に市販されています。
B&W – Voice of Stockfisch
Stockfischはドイツの高音質レーベルです。
B&W社との関係は正直よくわかりませんが、よくコラボ的な作品をリリースしています。他にはヘッドフォンのゼンハイザーなどとも絡んでいますね。
アコースティック系のギター作品が多いです。
同社から通販するといつもおまけに付いてくるサンプラーです。
このCDにしか入っていない音源は無いので殆ど自分には意味のないCDで、手元に何枚もあります。
オーディオファイルには注目しておいて損の無いレーベルです。
Acoustic Revive -「ビッグヒット昭和歌謡」を高音質で
同社の対象商品購入時に配布された非売品CDです。1000枚限定。
当時のオリジナルのマスターテープから、現在考えられる最高のマスタリング技術を駆使し制作されたそうです。
誰でも名前を知っているメジャーアーティストが多いですが、版権の関係なのか、代表曲ではないものが多いのが残念です。
以上10枚紹介してみました。
気が向いたら別の作品も紹介します。
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