【レーベル別SACD特集】Chesky Records編

Chesky SACD

デビッド&ノーマン・チェスキー兄弟によって1978年に設立されたチェスキーレコードのSACDを10枚紹介します。自然な音場感でオーディオファイルには評価の高いレーベルです。

今回のSACDレーベル特集は、Chesky Records編です。

チェスキー・レコードは、オーディオファイルには有名なレーベルだと思います。
デヴィッドとノーマンのチェスキー兄弟によって設立されたレコード会社で、ニューヨークを拠点としています。

ジャンルもクラシック、ロック、ジャズと幅広くリリースしています。
SACD限定で紹介します。

目次

レーベル別SACD特集 – Chesky Records編

今回も10枚紹介します。

Chesky Records is a record company and label founded in 1978 by brothers David and Norman Chesky.The company produces high-definition recordings of music in a variety of genres, including jazz, classical, pop, R&B, folk and world/ethnic.Chesky artists include McCoy Tyner, Herbie Mann, David Johansen and the Harry Smiths, Joe Henderson, Macy Gray, Chuck Mangione, Paquito D'Rivera, Ron Carter, Larry Coryell, John Pizzarelli, Bucky Pizzarelli, Babatunde Olatunji, Ana Caram, and Rebecca Pidgeon.

Chesky Records also offers binaural recordings, which seeks to replicate 3-D stereo sound so that the recording sounds as if the listener is in the same room with the musicians.They capture this sound using dummy head recording.For its recordings, Chesky Records uses acoustically vibrant spaces, including the Hirsch Center in Greenpoint, Brooklyn and St. Paul the Apostle Church located in Manhattan.

The company has a mastering studio in New York City, New York.

Chesky Records - Wikipedia

SACDはほとんど廃盤です。気長に探してみてください。

Jen Chapin – Revisions - Songs of Stevie Wonder

Chesky Records – SACD 347

SACD 347

海外のオーディオデモで良く耳にする作品の1つ。
スティーヴィー・ワンダーのカバー?集。

1曲目のYou Haven't Done Nothin'をよく使います。
シンプルな構成で、各楽器の音の厚み、鮮度のチェックに。

Rebecca Pidgeon – The Raven

Chesky Records – SACD 205

SACD 205

このレーベルで最も有名な作品の1つだと思います。

私はSpanish Harlemという曲をチェックにたまに使います。低音の量感とか各楽器の位置関係が分かりやすいです。

Livingston Taylor – Ink

Chesky Records – SACD 253

SACD 253

これも超有名な作品です。

1曲目の口笛の定位と質感、音と音の間の静寂感など。
高域のひずみ感のチェックにも。
正直なところ、通常CDでも何の不満も無い優秀録音盤です。

SACDの優位性は感じません。マルチ収録されているのでマルチ環境には別のメリットがあると思いますが。

Christy Baron - Steppin

Chesky Records – SACD 227

sacd 227

クリスティ・バロンによる、ロック/ポップスのカバー集。
Beatlesの "Tomorrow Never Knows"をはじめとして、原曲の雰囲気を感じない大胆なアレンジも多いですが、アルバムとしての統一感があります。

Marta Gomez - Cantos De Agua Dulce

Chesky Records – SACD285

SACD285

マルタ・ゴメスはコロンビアのシンガーソングライターです。ラテン系アルバムのSACDはあまり多くないかもしれません。

音質的に突出している感じはないものの、破綻が無くまとまりの良い作品です。

Sam Yahel, Ari Hoenig, Mike Moreno, Seamus Blake – Jazz Side of The Moon

Chesky Records ‎– SACD 338

SACD 338

名前のとおり、ピンクフロイドの狂気をジャズにアレンジしたカバー作品です。
オルガン奏者サム・ヤヘルを中心に、ギター、ドラム、サックスという組み合わせです。

George Coleman, Mike Stern, Ron Carter, Jimmy Cobb – 4 Generations of Miles

Chesky Records ‎– SACD 243

SACD 243

熱心にマイルスを聴いていないので、どうこう語れませんが、かつてマイルスのバンドに参加していた4人によるプロジェクト。収録曲はほとんど50年代の曲から構成されています。

Peter Guth - Essence of Viennese Music

Chesky Records ‎– SACD 255

sacd255

ペーター・グート(Vn&指揮)、リンツ・ブルックナー管弦楽団によるウィーン音楽集。
クラシックに馴染みのない方でも聴いたことがある定番曲ばかりです。

Ars Antigua Austria - Biber & Schmelzer: Music and Dance from the Viennese Court

Chesky Records ‎– SACD 262

sacd262

古楽アンサンブル、アルス・アンティクヮ・アウストリアによる17世紀ウィーン宮廷の音楽と舞曲集。

音場感はほどほどですが、楽器の音色や明瞭感が素晴らしいです。

David Chesky - Area 31

Chesky Records ‎– SACD 288

SACD 288

デヴィッド・チェスキー自身が作曲した、ヴァイオリン協奏曲、フルート協奏曲を収録。

オーディオ的に面白い作品です。
同レーベルの最初の1枚としても良いと思います。空間の広さ、音の強弱、音色感などチェック要素がたくさんあります。

以上10枚紹介してみました。

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