この記事は、Roonの全体像を解説する「Roonとは?仕組み・Roon Ready・始め方・使い方を解説」の関連記事です。

Roonのライブラリ管理機能の中で、特に他のソフトにはない特徴が「横のつながり」による音楽発見です。録音エンジニア、カバー曲、レーベルといった切り口で、自分のライブラリとストリーミング音源をまたいで関連作品を辿れます。具体的な使い方を紹介します。
音楽の「横のつながり」とは
多くの音楽アプリがプレイリストという縦のつながりで曲を提案するのに対し、Roonはメタデータを活用して横のつながりを広げます。ローカル音源とTIDAL・Qobuzのお気に入りが一つのライブラリに統合されているため、所有・ストリーミングを問わず関連作品をシームレスに探せます。
以下、具体的な3つの例で説明します。
録音エンジニアから関連作品を探す
タグ情報として録音エンジニアを入力しているユーザーは少ないと思いますが、Roonは自動で取得したメタデータからそれを可能にします。
気に入った録音の作品があったとき、「このエンジニアが手掛けた他の作品は?」という横のつながりをすぐに辿れます。ロックバンドのギタリストや作曲家など、様々な切り口でのソートも可能です。
このソートは、自前の音源に加えて、TIDALやQobuzの音源も含めて提示されます。ストリーミングサービスと連携することで、探索の幅が大きく広がる点がポイントです。

任意の作品を選び、クレジットを表示させます。バランスエンジニアのErdo Grootをタップしてみます。

手持ちの音源に加えて、ストリーミングサービスから手掛けた作品が一覧で表示されます。
カバー曲を横断して聴き比べる
好きな曲の別演奏者を探したり、「この曲のオリジナルは誰だったか」を調べたり、同一曲を異なるアーティストが演奏しているものを簡単に確認できます。自分のライブラリとストリーミングの両方が検索対象です。
意外とカバーされているRadioheadを例に使ってみます。

自分のライブラリおよびストリーミングサービスを含めた同一曲数が表示されます。「Fake Plastic Trees」の同一曲を探してみます。

実際にこの曲は、この機能を使って出会いました。Dream Academyによるカバーバージョンが見つかり、これがきっかけでDream Academyを掘り始めました。こうした思いがけない出会いが、Roonの使っていて楽しいところです。
レーベルでライブラリを整理する
特定レーベルのCDやLPをそろえてきた方には、レーベルでのソートが便利です。

CREDITS → Labelをタップします。

レーベル一覧として表示されます。
レーベルのソートは、自分のライブラリ限定です(TIDALやQobuzのお気に入り含む)。また、大文字小文字やスペースの有無も別のレーベルとして認識されますので、タグ付け時のルール統一は必須です。
ライブラリのタグ管理をさらに突き詰めたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

まとめ
録音エンジニア、カバー曲、レーベルといった切り口は、プレイリストとは異なる音楽との接し方です。自分のライブラリがストリーミングとつながることで、思いがけない発見が増えます。
TIDALとQobuzのどちらを使うかによって、探索できる音源の幅も変わります。選び方の参考に、こちらも合わせてご覧ください。

Roonの仕組みや導入方法など、基本から使い方まではこちらでまとめています。
