Tidalを日本で利用する方法【ロスレス・ストリーミングサービス】

Tidalを日本で利用する方法

ロスレス高音質音楽配信サービスTidalを日本で利用する方法。申し込みから解約の方法まで。

日本でもロスレスのストリーミングサービスとしてAmazon Music HDが登場し、サブスクの時代になりつつあります。

私が契約しているサブスク音楽配信サービスはTidal, Qobuz, Spotify, YouTube Premium(YouTube Music)の4つです。

Amazonはプライム会員にはなっていますが、Amazon Music HDは契約していません。
理由はRoonに対応していない、この1点ですね。

楽曲が多い事や音質も重要な要素ですが、多くの機器で使用できることが一番大切だと思います。
つまり、利用しやすさです。

少し前にソニーのmora qualitasが終了するニュースを見たときは、そうなるだろうなと思っていたので何も驚きませんでした。
日本だけのサービスである(利用者が少ない)に加えて、ネットワークプレーヤーなどのオーディオ機器で利用できない点は致命的だと思ったからです。

Roonを利用するようになると、Roon以外の再生に興味が無くなります。
もはやRoonで使えるストリーミングサービス、RoonReadyに対応した機器等々…Roon前提で考えるようになってしまいました。

そこで、Roonに対応したTidalの導入方法を紹介します。
以前は同じやり方でQubozも契約できましたが現在は厳しくなって契約することができなくなりました。

2024/9 追記
間もなく開始されると言われて早1年のQubozですが、規制がゆるくなったのか、Tidalと同じVPNを使って再び契約できるようなったようです。

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Tidalを日本で利用する方法【ロスレス・ストリーミングサービス】

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追記
2024年4月10よりサービスが改定されました。従来のHiFi およびHiFi Plusから、ハイレゾストリーミングに対応する「TIDAL」に一本化。
価格もHiFi Plusより引き下げられています。香港契約で、HiFi Plus 96HKドル → TIDAL 63HKドル。

2022年9月現在、日本からは申し込めない

Tidalはまだ利用できません

少し前からTidalのサイトが日本語表記され、Tidalの楽曲の一部も日本語で登場し、いよいよ日本でスタートか!?
と話題になりましたが、この記事を書いている2022年9月時点では、まだ日本から申し込みはできません。

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以前は全てローマ字でしたが、日本語表記の作品も増えつつあります

VPNソフトを使い、海外IPアドレスから申し込む

そこで、TunnelBearというソフトを使い、疑似的に海外のIPアドレスからTidalにアクセスします。
参考: TunnelBear

サイトからダウンロードし、ソフトを立ち上げます。

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フリープランで問題ありません


任意の国を選択すると、その国のIPアドレスを取得できます。
その状態で、Tidalのサイトにアクセスし契約します。

現在Tidalが利用できる国は下記の通り

Albania, Andorra, Argentina, Australia, Austria, Belgium, Bosnia and Herzegovina, Brazil, Bulgaria, Canada, Chile, Colombia, Croatia, Cyprus, Czech Republic, Denmark, Dominican Republic, Estonia, Finland, France, Germany, Greece, Hong Kong, Hungary, Iceland, Ireland, Israel, Italy, Jamaica, Latvia, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Malaysia, Malta, Mexico, Monaco, Montenegro, Netherlands, New Zealand, Nigeria, North Macedonia, Norway, Peru, Poland, Portugal, Puerto Rico, Romania, Serbia, Singapore, Slovakia, Slovenia, South Africa, Spain, Sweden, Switzerland, Thailand, Uganda, United Arab Emirates, United Kingdom, United States of America

TIDAL - Where We're Available
任意の国と接続

Webブラウザを再起動、もしくはキャッシュをクリアしたほうが確実です。

契約する国によって価格が異なる

契約する国により月額の使用料、聴くことができるアーティストも変わってきます。
これは、各国のアーティスト、レーベルによる著作権の問題、為替レートの問題が絡みます。
SpotifyやiTunesストアも同様です。

参考までに、各国の契約料金(この記事を書いている2024/9時点での為替で)も紹介します。

私は香港で契約しています。個人プランで63HKD≒1,133円
トンネルベアで香港を選べなくなってしまったため、香港で契約したい場合は別のVPNソフトを使う必要があります。

英国 (個人プランで10.99GBP≒=2,033円)

UK 10.99GBP

米国 (個人プランで10.99USD≒1,540円)

US 10.99USD

カナダ (個人プランで10.99CAD≒1,134円)

Canada 10.99CAD

ブラジル (個人プランで21.9BRL≒550円)

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スイス (個人プランで13.9CHF≒2,307円)

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Tidalを契約する

以前のHiFi、HiFi Plus時の方法ですが、同じ方法で問題ないと思います。

今回はトンネルベアを使い、カナダに接続して申し込みをしてみます。

Tidal申し込み

無料トライアルを始めるをタップ

任意のメールアドレスを入れた後、各種個人情報を入力します。
現時点ではメールアドレスがxxx.jpでも、日本のクレジットカードでも問題なく申し込みができました。

Tidal契約

郵便番号は、契約国のものを入力したほうが良いと思います。今回はナイアガラの滝の郵便番号を使用しました。

Tidal契約完了

一度契約してしまえば、日本のインターネット回線で問題なく使用できます。
契約時のみIPを海外に偽装すればOKです。

TidalをRoon以外で受信する方法としては、PCのソフトではAudirvana。
参考:Audirvana

ネットワークプレーヤーの場合は、OpneHome対応機器であれば、KazooやLuminのアプリで。
非対応の機器では、mconnect playerで再生できます。

また、一部のオーディオ機器では独自に実装したアプリで選曲できるもの、Tidal Connectに対応した機器も存在します。

iOSデバイスにTidalのアプリをインストールする

TidalをiOSで

Tidalは日本国内で正式スタートしていないため、日本のAppleアカウントではインストールできません。
そこで、Gmailなどでアメリカのアカウントを取得しインストールする必要があります。
Qubozのアプリも同じ方法で取得可能です。
参考: iPhoneの海外アプリをインストールする方法! 日本で入手不可能なApp Storeのゲームをダウンロードしよう

Tidalの解約方法

解約は日本のインターネット環境からでも問題ありません。
Tidalのサイトにアクセス、ログインしてアカウントを管理へ移行します。

Tidalの解約

マイアカウントからサブスクリプションを選択。
一番下にあるサブスクリプションを解約をタップすればOKです。

Tidal解約官僚
これでキャンセル完了です

Tidalを日本で利用する方法 まとめ

  • Tidalは現在、日本から直接申し込みができない
  • ロスレス高音質音楽配信サービス
  • VPNソフト(例:TunnelBear)を使用して海外IPアドレスから申し込む必要がある
  • 契約する国によって月額料金が異なる(例:香港63HKD、カナダ10.99CAD、ブラジル21.9BRL)
  • VPNで海外IPを取得後、Tidalサイトにアクセスして契約手続きを行う
  • 日本のクレジットカードでも申し込み可能だが、郵便番号は契約国のものを使用推奨
  • 契約後は日本のインターネット回線で通常利用可能(VPN不要)
  • iOSデバイスでTidalアプリを使用するには、アメリカのAppleアカウントが必要
  • Tidalはサブスクリプション型のサービスで、Roonなど他のオーディオソフトとの連携も可能
  • 解約はTidalサイトのアカウント管理から行え、日本からでも可能
  • 2024年4月からサービスが改定され、「TIDAL」として一本化。ハイレゾストリーミングに対応
  • TidalはRoon、OpenHome対応機器、Tidal Connect対応機器など、様々な方法で再生可能
  • TidalはVPNを使用することで日本からも利用可能な高音質ストリーミングサービスです。
    契約方法や使い方を理解すれば、日本でも豊富な音楽ライブラリを楽しむことができます。
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