無数にある、春の祭典のレコードの中でも、デッカのショルティ盤とならぶ優秀録音として有名な盤です。
ショルティの方は、XRCDや、ステレオサウンドSACDなど何度か再発していますが、ムーティ盤は今までレコードもSACDも再発されていないと思います。
今回、タワレコ企画でSACDとして再発されたので、オリジナルのレコードと比較してみます。
Riccardo Muti - Stravinsky: The Rite of Spring
EMI - ASD3807
Tower Records - TDSA267
オリジナルのレコードはモノクロ切手、初出はマトリクス2/1だと思います。
このレコードは累計13回購入していますが、マトリクス1/1は見たことがありません。
私が買ったレコードは全てマトリクスは2/1もしくは2/2でした。
モノクロ切手しか購入していませんが、2版のカラー切手だと、違うマトリクスもあるかもしれません。
春の祭典で比較すると、タワレコのSACDはダイナミックレンジが狭い感じで、レコードと比べると、頭打ちに感じます。マスターテープの劣化なのか、差は大きいですね…。
タワレコのSACDは、カップリングで展覧会の絵も収録されています。
Riccardo Muti - Mussorgsky: Pictures at An Exhibition
EMI - ASD3645
こちらもオリジナルはモノクロ切手、手持ちのレコードはマトリクス2/2です。
2回しか買っていないので、もっと若い番号があるかもしれません。
春の祭典ほどではないですが、普通に優秀録音。
こちらは、ユキム企画でレコード再発されました。
その時も、春の祭典じゃないのか…と少しがっかりした記憶があります。再発盤は買っていません。
比べると、展覧会の絵の方が、SACDは健闘していますね。
レコードの方が良いですが、ガッカリするほどの差ではないです。
参考: ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」、ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)<タワーレコード限定>