リリータ(Lyrita)は、リチャード・イッターが興したイギリスの独立レーベルです。録音はデッカに委託しており、初期のプレスもデッカの工場で行われていました。所有枚数は多くありませんが、内容はともかく録音はどれも素晴らしいです。
同レーベルの中でも、本盤が一番人気だと思います。
目次
Malcolm Arnold - English, Scottish & Cornish Dances
Lyrita - SRCS.109

演奏は作曲者マルコム・アーノルド自身の指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団です。録音は1979年、エンジニアはジョン・ダンカリー。リリータ録音の多くを手がけたケネス・ウィルキンソンの直系にあたるデッカのエンジニアで、師匠譲りの豊かな響きがとらえられています。
華やかなジャケットの雰囲気を損なわない内容です。ジャケットのインパクトもありますが、優秀録音レコードの類では必ず紹介される作品です。
通常CDと、怪しい?XRCDも所有しています。
このレコードを聴かなければ、CDも十分に優秀録音です。CDとLPのメディアとしてのダイナミックレンジの違いがここまでハッキリ分かる作品もそう無いと思います。比較する意味が無い位の歴然とした差があります。
拙宅の小型スピーカーでも、音にならない空気の動きを常に感じる事が出来ます。あまり他では体験出来ない低域の質感だと思います。
私が知っている限り、このレコードはLPでは一度も再発されていません。CDではリリータ自身からSRCD.201としてリリースされています。
TAS(The Absolute Sound)の高音質レコードリストの中でも、最上位の10枚の中の1つです。
近年、リストが更新されて、BEST OF THE BUNCH: Classicalにいくつか追加されました。
参考: 2019 TAS Super LP List