Sara K.とChris Jonesによる2002年のドイツ・ツアーを収録したライブ・アルバムが、Stockfisch RecordsからLPとしてリリースされています。同レーベルのアナログ盤はダイレクト・メタル・マスタリング(DMM)を採用しており、現行プレスとしては最高水準の品質を誇ります。
Sara K. & Chris Jones - Live In Concert – Are We There Yet?
Stockfisch - SFR357.8030.1

Stockfisch Recordsは、アコースティック・ギターを中心としたフォーク/ブルース系作品を得意とするドイツの独立系レーベルです。
欧州のオーディオショウでそのデモ音源が頻繁に採用されることからも、録音品質の高さは広く知られています。CD、SACD、LPと複数フォーマットでの展開を続けており、廃盤となったSACDタイトルについてはデータ配信にも対応しています。ギュンター・パウラーが運営するPauler Acousticsスタジオでの収録・マスタリングが、一貫した音質水準を支えています。
本作はオーバーダビングを一切行わないライブ・ワンテイク録音で、会場の2秒の自然残響がそのまま収録されています。B&W Nautilus 801とClassé CA-401パワーアンプを組み合わせた「ノーチラス・ツアー」の名で知られる機材構成により、マイクへの音の混入(ブリード)を最小限に抑えた高純度な音場が実現されています。
ドイツの「AUDIO/stereoplay」誌において2003年のHi-Fi Music Awardを受賞。
CDフォーマットでも力感と鮮度の高さは十分に感じられますが、LPではライブ空間の暗騒音まで明瞭に再現されます。音像の厚みと静寂感を高い次元で両立したアナログ盤として、現行プレスの中でも特筆すべき一枚です。Sara K.のスモーキーなアルト・ヴォーカルと、Chris Jonesの繊細なフィンガースタイル・ギターが生み出す緊張感は、この録音品質あってこそ余すことなく伝わります。

Roon
SACD
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