Wanda Wilkomirska & Antonio Barbosa - Ravel & Grieg: Violin Sonatas

以前、無伴奏を紹介したウィウコミルスカのヴァイオリンソナタです。

私は室内楽をメインで聴いていますが、ヴァイオリンソナタ(ピアノとヴァイオリンによる2重奏)の形式が大好きです。独奏とはまた違った趣があります。

ウィウコミルスカは大好きなヴァイオリニストで、このヴァイオリンソナタという形式のレコードをたくさん出しています。彼女のレコードで持っている物の大半はこの形式です。

その中でも一番好きなレコードを紹介します。

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Wanda Wilkomirska & Antonio Barbosa - Ravel & Grieg: Violin Sonatas

Connoisseur Society - CS-2038

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これもMuzaではなく、米コニサーからの作品です。1971年リリース、アントニオ・バルボサとのデュオで、ラヴェルのヴァイオリンソナタ ト長調 M.77とハバネラ形式の小品、グリーグのヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 Op.45をカップリングしています。プロデューサーはレーベル創業者のE. Alan Silver、エンジニアはDavid B. Jonesです。

Connoisseur Societyは1961年設立のニューヨークの独立レーベルで、オーディオファイル志向の録音で知られています。冷戦期に東側諸国のアーティストを米国に招いて録音する活動でも有名で、ウィウコミルスカもその流れで多くの作品を残しました。

彼女の作品で一番人気があるのは、プロコフィエフでしょう。初期コニサーレーベルにしかない、2色ラベルの作品であることもその理由の1つだと思います。東独エテルナでいうVステみたいなイメージでしょうか。

このラヴェルとグリーグの作品は2色ラベルは存在しませんが、プロコフィエフの初版と比べても音質面でも全く見劣りしません。所有している全てのヴァイオリンソナタの中でも最高峰の録音です。
非常に情熱的な演奏で、本当に部屋の空気が変わります。

コニサーのレコードは、それほど高価なものではありませんが、米国特有の盤質の悪さ(物を大切に使わない国民性)がありますので、良い盤を見つけるのはそれなりに苦労します。

CDに関してはレコード以上に入手難です。かつてConnoisseur Society CD 4035として再発されましたが、現在は廃盤で市場でもほとんど見かけません。レコードを持っている方ならあえてCDを買う必要はない、と言いたいところですが、CDの音質がレコード以上に素晴らしいので、CDも必ず欲しくなります…。

この作品で言うと、レコードはラヴェルからですが、CDはグリーグからになっています。

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