Grigory Sokolov - Mozart: Piano Concerto No.23, Rachmaninov: Piano Concerto No.3

グリゴリー・ソコロフは1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールに優勝した、史上最年少の優勝者です。ソ連時代は国外での演奏機会が限られ、本格的な国際的キャリアは1980年代後半から始まりました。当時の録音はメロディアからたくさん出てはいますが、何となく触手が動きません。

正規の録音はそれほど多くなく、2014年にドイツ・グラモフォンと専属契約を結んで以降、ライブ音源の発売が続いています。そのグラモフォンから、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番をセットにした2枚組レコードが発売されました。

目次

Grigory Sokolov - Mozart & Rachmaninov: Concertos

DG - 486 3978

486 3978

本作は2017年にCD+DVDで発売されたアルバムが、今回初めてLP化されたものです。サブスクでも何度も聴いているので、CDは買いませんでした。

モーツァルトは2005年のザルツブルク・モーツァルト週間でのライブで、マーラー室内管弦楽団、トレヴァー・ピノックの指揮。ラフマニノフは1995年のBBCプロムス、ロイヤル・アルバート・ホールでのライブで、BBCフィルハーモニック、ヤン・パスカル・トルトゥリエの指揮。どちらもデジタル録音です。

巨体から繰り出されるスケールの大きな演奏です。
ラフマニノフは、音の強さと聴き手をグイグイ惹き込む求心力があります。どっしりと安定していて危うさがありません。

モーツァルトは従来のイメージよりも軽やかで、この曲のイメージを忠実に再現していると感じました。
ピアノ協奏曲第23番は、カーゾンとケルテスのDecca盤を今まで愛聴していましたが、このソコロフの演奏のほうが完全に好みでした。ピアノの音が素晴らしいですね。モーツァルトの世界観がよく出ています。

ソコロフは現在も欧州で演奏ツアーを行っていますが、納得する演奏ができないという理由で協奏曲の演奏は辞めて、ソロ活動のみに専念しています。

時系列としては、DG移籍後のリサイタル盤が先にリリースされ、このアルバムに収録された2つの協奏曲は20年近く前の、全盛期の演奏にあたります。
モーツァルト、ラフマニノフどちらも、それぞれを代表するレベルの名演だと思います。

レコード収録曲とは異なりますが、参考までに
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