この記事は、オリジナル盤鑑定の全体像を解説した【完全ガイド】クラシックレコード・オリジナル盤の見分け方の一部です。
今回は米国編です。
米国のレコードは積極的に集めていないので、英国編とは温度差があります。あらかじめご了承ください。
米国プレスは盤質の悪いものが多いです。
特に半世紀前のレコードでミント盤を見つけるのは、かなり難しいです。
米LONDON Decca, COLUMBIA, RCA, Mercury, Connoisseur Societyについて
主要レーベルと、個人的に思い入れのあるConnoisseur Societyを紹介します。
LONDON Decca CSシリーズ
英Deccaが米国市場向けに設立したレーベルです。
英DeccaのSXLシリーズとジャケット違いのバージョンが多いですが、LONDON Deccaにしかない作品もあります。
プレス自体は英国で行われていますが、米国市場向けにサウンドを変えているとも言われています。
ED1(英Deccaにおけるワイドバンド相当)

LONDON Deccaのラベルとしては最も古いシリーズです。
ED2(英Deccaにおけるナローバンド相当)

ナローバンド相当のラベルです。このタイプだけでも少なくとも2種類存在しますが、手元に資料がないため詳細は省きます。
COLUMBIA MSシリーズ
米国COLUMBIAは英国とは資本提携がありますが、リリースは独自のものです。
ED1 6eyes

俗に言う「6つ目」です。色のバリエーションもありますが、ここでは省略します。
ED2 2eyes

次は「2つ目」となります。グールドの平均律はこれが初版です。
ED3 No eyes

画像はwebから引用しています。このラベルが初版の作品があるかどうかは不明です。
RCA Victor LSCシリーズ
Living Stereoで知られる高音質盤が多いレーベルです。
Shaded Dogのラベルでも複数回プレスされているシリーズなので、マトリクスも確認しておいた方が良いと思います。
ED1 Shaded Dog

この影犬タイプでも型番によって細かい違いがあります。LSCシリーズはほぼこれが初版だと思いますが、熱心に集めていないので違っていればご指摘ください。
ED2 White Dog

画像はwebから引用。文字も白になるバージョンです。これが初版の作品があるかは不明です。
ED3 No Dog

こちらもwebから引用。犬なしバージョンも複数種類あります。これでオリジナルがあるかは分かりません。
Mercury SRシリーズ

Living Presenceで知られるシリーズです。
基本的にはこのラベルが標準です。白いプロモ盤も存在します。2版のラベルは手元にないため省略しています。
ジャケット裏面がカラーかモノクロかで、多少希少性が異なります。
Connoisseur Society CSシリーズ
米国の主要クラシックレーベルは上の4つになりますが、個人的に思い入れがあるのでConnoisseur Societyも紹介しておきます。
ED1 2色

一部の作品に存在します。
ED2 黒

このレーベルでは最も多いタイプです。
ED3 白

白の他にグレーのラベルも一部存在します。グレーと白のどちらが先かは不明です。
クラシックレコードのオリジナル盤が持つ魅力と、簡単な見分け方をまとめました。ぜひ、あなたのコレクション鑑定にご活用ください。

Roon
SACD
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