1960年代に香港で結成されたThe Fabulous Echoesを前身とし、1969年からハワイを拠点に活動したSociety of Seven。
ワイキキのOutrigger Hotelで40年にわたるロングランを記録したショーバンドとして知られますが、スタジオ作品にも聴きごたえのある一枚があります。
目次
Society of Seven - How Has Your Love Life Been
Silver Sword Audio - LP-7012

橋本徹のフリーペーパー「Suburbia Suite」にも掲載された一枚です。
フリーソウルの文脈で語られることもありますが、むしろハワイ産ソフトロックと呼びたくなるような、穏やかで心地よい空気感が全編を包んでいます。プロデュースとアレンジはErnie Freemanが手がけており、コーラスワークの厚みとメロウなサウンドメイクが光ります。
このジャケットからは想像しにくいかもしれませんが、バンド名のとおり7人組のコーラスグループです。裏ジャケットには冴えない風貌の7人が笑顔で並んでいます。手持ちのレコードは裏面にサインが入っていますが、なんと書いてあるか判読が難しいほど個性的な筆跡です。
頻繁に聴く類の作品ではないものの、ふとした拍子に引っ張り出したくなる不思議な魅力があります。
内容も悪くはないのですが、この絶妙なジャケットあってこそ手元に置いておきたくなる、そんな一枚かもしれません。マスタリングはThe Mastering Lab、プレスはMonarch Record Mfg. Co.が担当しており、自主レーベル盤ながら丁寧なつくりです。