エテルナ825xxxはステレオ最初期のナンバーです。
いわゆるVステが存在するのはこの825番台の前半の作品のみです。
ただし、このレコードはVステどころか、初出がEditonです。
目次
Hans Richter-Haaser - Brahms: Piano Concerto No. 2
Eterna - 825 433
ピアノがハンス・リヒター=ハーザー、カラヤン指揮、ベルリンフィル。
58年のコロムビアSAX2328と同じ音源です。
ハーザーとカラヤンの共演はこの作品だけだったはずです。
ジャケットを確認すると74年のリリース。
メロディア、オイロディスク、DGG、EMI、フィリップス録音の作品をエテルナでリリースすることは珍しくありません。
共同で録音したもの、提携レーベルのマスターをエテルナでカッティングしたものなど、いくつかのパターンがあります。
恐らくモノラル録音の820 433は初期にリリースされ、ステレオカッティングができるようになってからしばらくたって、対になるこのステレオ盤がリリースされたのだと思います。
当時は機材が無かったはずなので、コロムビア録音のエテルナカッティングでしょうか。
記憶の中での比較ですが、エテルナはレンジが広くスッキリしています。
ハーザーの重厚感、カッチリした感じはオリジナルのコロムビア盤の方が良く表現できていると思います。
まあ、価格が全然違いますし、エテルナ好きなので…。