クラシック音楽に興味はあるけど、何を買ったら良いかわからない初心者のために、おすすめの入門CDを動画付きで10枚選びました
クラシックの歴史を書くと長くなりますが、今日存在するポピュラー音楽のほとんどはクラシックの時代に作られたルールから進化していません。
例えばロックが好きな人が、日本のものしか聴かない、英国のものに興味がなかったら、損していると思いませんか?
音楽が好きな人が、クラシックは興味がないというのは同義だと思います。
クラシック音楽を聴こう!初心者向け入門10枚
Samson Francois - Ravel: Piano Works Vol. 2
なぜ、Vol.1でないかというと、こちらの方が選曲が良いからです。
亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、海原の小舟など、どれもとても美しいです。
田部 京子 - Takashi Yoshimatsu: Pleiades Dances
プレイアデス舞曲集は、吉松隆の作曲したピアノ独奏のための小品集です。全部で9つあり、後期の作品は田部京子に献呈されたものです。
どれも短い曲で親しみやすいメロディです。
CDは2枚に分かれてリリースされています。
Karl Suske - Bach: Sonatas and Partitas for Solo Violin
続いてヴァイオリンです。
バッハの無伴奏は、ヴァイオリン独奏としては最も有名で、ヴァイオリニストであれば1度は挑戦する作品です。
このズスケの作品を最も愛聴しています。
無の境地を感じます。真っ暗闇の中に自分1人だけがいるような感覚です。
Isabelle Faust & Florent Boffard - Faure: Sonates Pour violon et Piano
ドイツのイザベル・ファウストとフロラン・ボファールによる、フォーレのヴァイオリンソナタ集。
冒頭から引き込まれるメロディーで、聴きやすい作品です。
ファウストは現役では最も期待しているヴァイオリニストの1人です。
十分なテクニックと表現力を兼ね備えています。
Mitsuko Uchida & Mark Steinberg - Mozart: Piano & Violin Sonatas
内田光子(ピアノ)、マーク・スタインバーグ(ヴァイオリン)によるモーツァルトのヴァイオリンソナタ。
フィリップス時代の録音で、SACDもリリースされています。
廃盤ですが、今でも比較的入手しやすい作品です。
適度な緊張感と穏やかさが同居した作品。
Chiaroscuro Quartet - Haydn: 'Sun' Quartets Op.20 Nos. 1-3
個人的にとても好きなヴァイオリニストである、アリーナ・イブラギモヴァが率いるキアロスクーロ四重奏団のハイドンです。
イブラギモヴァ自身は英ハイペリオンからリリースしていますが、キアロスクーロ四重奏団はBISからのリリースで、ほとんどの作品がSACDです。
Michel Corboz - Faure: Requiem
モーツァルト、ヴェルディと並び3大レクイエムと言われるフォーレの作品。
レクイエムとは、亡くなった人が安らかに天国に行くことができるようにと祈るものです。
他の作品と大きく異なるのは最後の審判の部分を取り上げていない点で、死の恐怖よりも癒やしの作品です。
Yuja Wang - Rachmaninov
ラフマニノフのピアノ協奏曲です。
現代超絶技巧系ピアニストを代表するユジャワンの作品です。
動画はCDとは別の演奏ですが参考までに。
Viktoria Mullova - Vivaldi: The Four Seasons
ヴィヴァルディの四季は誰でも一度は聴いたことがある作品だと思います。
春が有名ですが、冬はロックが好きな方にもアピールできる曲だと思います。
初期のムローヴァはファウスト以上に好きでしたが、ピリオドに傾倒してからは少し距離を置いています。
ピリオドとは曲が作られた当時の楽器、奏法で演奏する方式です。
理論上はピリオドの方が正しいと思いますし、ピリオドにも素晴らしい作品はあります。
この作品はピリオドに傾倒する前の録音です。
ピリオドとモダンについては別の機会に触れたいと思います。
Teodor Currentzis - Stravinsky: Le sacre du printemps
クルレンツィス&ムジカエテルナによる春の祭典です。
人気の作品なので、数えきれないほど同曲のCDはリリースされています。
従来のクラシックとは異なり、独自の解釈で新しい世界を構築しています。
以上10枚紹介してみました。
オマケとして書籍も紹介します。
名盤紹介ではないですが、初心者でもクラシックの大まかな流れが分かりやすいです。
10回以上読みました。
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