精力的に録音活動もしているイリーナ・メジューエワの現時点では唯一のレコード。
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Irina Mejoueva - Kyoto Recital 2016 – Chopin Programme
La Voce Kyoto - AMT1003
メジューエワは、録音が多い割に、DENON時代の一部の作品を除き、ストリーミングサービスでは聴くことができません。
最近はハイレゾ音源も販売されるようになりましたが、いまだにコツコツCDを中心に購入しています。
本作はタイトル通り、2016年に行われた京都リサイタルを収録したものです。
1925年製ニューヨーク・スタインウェイ CD135を使用し、96k/24bit録音されています。
デジタル録音のレコードに意味はあるのか?
という疑問は常にありますが、こればかりはレコード次第なので聴くまで分かりません。
本作のCDとは若干収録曲が異なりますが、比較するとレコードのほうが良いなと思いました。
ピアノ作品の場合、弱音のニュアンスを求めるとSN面でレコードはどうしても不利になりますので、最新録音であればデジタルメディアのほうが有利に感じることも多いです。
これが弦だとレコードが圧勝することが多いのが不思議です。音色面で有利なのかもしれません。
本作は、打鍵の強度よりもしなやかで柔らかい質感においてレコードのほうが良いですね。