Austin Peralta - Endless Planets

5歳からピアノを始め、12歳でクインシー・ジョーンズよりロサンゼルス・ジャズ・ソサエティの「シェリー・マン・ニュー・タレント賞」を授与。15歳でソニー・ジャパンからロン・カーター参加のデビュー作をリリースするなど、早熟な才能として知られていました。

デビュー作のSACDはオーディオ誌でも取り上げられ絶賛されましたが、当時はそれほど印象に残りませんでした。本作は、そのペラルタが外部の干渉を受けず、自らの音楽的野心を純粋に反映させた初のスタジオ・アルバムです。

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Austin Peralta - Endless Planets

Brainfeeder - BF014

BF014

5歳からピアノを始め、12歳でクインシー・ジョーンズよりロサンゼルス・ジャズ・ソサエティの「シェリー・マン・ニュー・タレント賞」を授与。15歳でソニー・ジャパンからロン・カーター参加のデビュー作をリリースするなど、早熟な才能として知られていました。本作は、そのペラルタが外部の干渉を受けず、自らの音楽的野心を純粋に反映させた初のスタジオ・アルバムです。

サウンドの核となるのは、ピアノ・トリオを軸にサックス2管と電子音響が絡み合う編成。アリス・コルトレーン(Alice Coltrane)を想起させるスピリチュアルな響きと、現代的なビートミュージックの感性がシームレスに融合しています。後にサンダーキャット(Thundercat)やカマシ・ワシントン(Kamasi Washington)が牽引するLAジャズ・シーンの萌芽が、ここに聴き取れます。当時、電子音楽を中心としていた〈Brainfeeder〉にとって本作は初のジャズ・アルバムであり、フライング・ロータスは「これはBrainfeederが進むべき方向への一歩だ」と語っています。

アルバムの主要セッションはわずか1日で録音されました。その即興性と緊張感がサウンドに鮮烈なリアリティを与えており、マスタリングを手がけたダディ・ケヴ(Daddy Kev)による深みのある低域と音圧が、アコースティック楽器の質感と際立つコントラストを生み出しています。

2024年には初のアナログ盤化を含むデラックス・エディションが再発。ゲートフォールド仕様の2枚組LPには、2011年7月にロンドンのBBC Maida Vale Studiosで収録された未発表ライブ音源4曲が追加収録されています。伝統的なジャズのリスナーはもちろん、先鋭的なビートミュージックのファンにも広く響く一枚です。

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