最近のDGは精力的にアナログのリリースを続けています。
特に、『オリジナル・ソース・シリーズ』(The Original Source)が話題です。
1970年代の4トラックの1/2インチ・マスターから、独自の最先端かつ100%ピュアなアナログ技術を駆使してミキシング&カッティングし、最高音質を実現しています。
このシリーズは、タイトルが限定されますが、当時のオリジナル盤よりも実際に優れています。
参考: Futuristic Retro: The Original Source Series
目次
Helene Grimaud - Credo
DGG - 486-3979
DGG - 474 869-2
オリジナル・ソース・シリーズとは別に、SACDでリリースされていた世代のレコード化も熱心に進めています。
本作は、グリモーが、DG移籍した記念すべき第一弾の作品です。
2枚目以降は通常CDです。
発売された当時は、熱心にクラシックを聴いていませんでしたが、優秀録音として話題になっていたので、SACDで購入しました。
特にアルバムタイトルにもなっている"クレド"は、バッハの平均律、プレリュードを元にした曲でピアノ、合唱とオーケストラが絡み合い、うまく再生するのが難しい作品です。
久しぶりにSACDを取り出して、レコードと比較しました。
SACDはステレオ環境しかないので、ステレオで聴いています。
SACDの方が一歩引いて、遠くで鳴っている感じで空間が広いですが、レコードはピアノの質感が素晴らしいです。
最初の一音でこれは良いな思いました。
特に情報量が多いクレドにおいては、音数に埋もれずに前後感が良く分かります。
このレコードはお勧めです。
コメント