2021年にリリースされた数々のアナログ盤の中でも、本作は「レコード化の成功例」の一枚です。2枚組にしてカッティングに余裕を持たせたのも良かったのかもしれません。
目次
Aoi Teshima - Highlights from Simple is best
Victor Entertainment - VIJL-60248

本作は、2021年のデビュー15周年を記念してリリースされたオールタイムベストアルバム「Simple is best」から、アナログレコード向けに選曲されたハイライト盤です。
手嶌葵にとって初のアナログリリースとなりました。彼女のキャリアは、2006年のスタジオジブリ映画「ゲド戦記」の挿入歌「テルーの唄」での鮮烈なデビューに始まります。
リマスタリングを手掛けたのは、マドンナ「Vogue」のエンジニアリングやジャネット・ジャクソン、宇多田ヒカルなどの作品で知られ、グラミー賞を2度受賞しているプロデューサー/ミックスエンジニアのGoh Hotoda氏です。
収録曲を2枚組の180g重量盤にカッティングしたことも、音質面で大きなメリットになっています。一枚あたりの収録時間を短くし、溝の幅に余裕を持たせることで、繊細な音のニュアンスまで引き出すことが可能になりました。
独特な歌い方、世界観なので好き嫌いはあると思いますが、まず、CDと遜色ないノイズの低さはすごいですね。
機器のSNや粗が分かりやすいかもしれません。
オーディオファイルに人気の高い「月のぬくもり」は未収録ですが、青い図書室の2枚組バージョンに収録されていた「岸を離れる日」のライブバージョンは、オーディオ的にも非常に聴きごたえのあるトラックです。