Tempest

1984年から1986年にかけて活動したリヴァプール出身のポップバンド、The Tempest。

Magnet Recordsと契約し、シングル4枚とアルバム1枚を制作したものの、アルバムは発売直前に回収され、完成品がごくわずかに現存するのみという幻の作品です。

目次

Tempest - Tempest

Magnet – PESTL 7001

PESTL 7001

A1. Lazy Sunday
A2. Tonight
A3. Diane
A4. The Tempest
A5. Bluebelle

B1. Didn't We Have A Nice Time
B2. Don't You Realise
B3. Leave The Boy Alone
B4. Always The Same
B5. This Is The World

メンバーはMike Sheeran(ヴォーカル/ギター)、Ian Finney(ギター)、Lyn Smith(バッキングヴォーカル)、Stuart Dunning(ベース)、そしてPrefab Sproutに在籍していたSteve Dolder(ドラムス)。The BeatlesやThe Byrdsに影響を受けたジャングルポップを基調とするサウンドで、プロデューサーにはGus Dudgeon、SqueezeのGlenn Tilbrook、Steve Levineという豪華な顔ぶれが起用されました。

本作はThe Workhouse Studiosで録音され、大半の楽曲をGlenn Tilbrookがプロデュース。エンジニアはPete HammondとFemi Jiyaが務めています。「Didn't We Have A Nice Time」にはElvis CostelloのバンドThe AttractionsのSteve Nieveがピアノで、Bobby Valentinoがヴァイオリンで参加しており、バンドの枠を超えた充実した音作りがなされています。

しかし、シングル「Lazy Sunday」がチャート入りを果たせなかったことでバンドは契約を打ち切られ、このアルバムは正式には流通しませんでした。どのような経緯で市場に出回ったのかは不明ですが、現存するコピーはきわめて少数です。同名異バンドが複数存在するため、検索の際は注意が必要です。

画像

シングルは「Always The Same」「Bluebelle」「Didn't We Have A Nice Time」「Lazy Sunday」の4枚がリリースされており、アルバム収録曲の半数以上がこれらのシングルと重複しています。アルバムでしか聴けない楽曲のために入手する価値があるかは判断が分かれるところです。

全体のクオリティは高いものの、Playing at Trains級かと言われると一歩及ばず、曲調が似通っている面もあるため、シングル単位で聴く方が映えるバンドかもしれません。

人気が高いのは「Didn't We Have A Nice Time?」ですが、私は「Bluebelle」と「Always The Same」の2枚の10インチを推したいところです。

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