Konstanty Kulka - Bach: Sonatas for Solo Violin

ポーランドのヴァイオリニスト、コンスタンティ・クルカ(Konstanty Andrzej Kulka)によるバッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集です。

クルカは1947年グダンスク生まれ。1964年にミュンヘンのARD国際音楽コンクールで優勝し、ベルリン・フィル、シカゴ響、ロンドン響など世界の主要オーケストラと共演を重ねてきました。1981年にはシマノフスキのヴァイオリン協奏曲のEMI録音でグラン・プリ・デュ・ディスクを受賞しています。独テレフンケンからも同一内容のレコードがあるようですが(未所有)、Muzaから出ているのでこちらを持っていれば良いと思います。

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Konstanty Kulka - Bach: Sonatas for Solo Violin

Muza - SXL0483

sxl0483

ジャケットにはモノラルの型番であるXL0483と記載されていますが、レコード自体はステレオのSXL0483で、初期の青ラベルです。ネット上ではモノラル盤の情報がほとんどで、ステレオ用のジャケットが存在するのかは分かりません。

バッハの無伴奏はCD・LPともにそれなりの枚数を買っていますが、このレコードを聴いた時には何とも言えない高揚感を覚えました。クラシックの作品ではあまりない感覚です。

この演奏を上手く表現できる言葉を持ち合わせていませんが、自分にしっくり来る演奏としては、ズスケ以来かもしれません。クルカはポーランド音楽の擁護者として知られますが、このバッハでは端正な造形の中に自然な歌があり、作品への深い共感が伝わってきます。

最新のファウスト等と比べると、録音はもう少しオフマイク気味で空間が広い方が良いですが、当時の録音らしい適度な凝縮感がある強い音です。Muzaのプレスは東欧盤らしい素朴な質感があり、この演奏の実直な音楽性とよく合っています。

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