ジャズ・ギタリストのJohn Pisano(ジョン・パイザノ)とフレンチホルン奏者のWillie Ruff(ウィリー・ラフ)によるデュオ名義作。1970年にA&MよりリリースされたPisano & Ruff唯一のアルバムで、プロデュースはHerb Alpertが手がけています。
Pisano & Ruff - Under The Blanket
A&M - SP-4276

レコードは白ラベルのプロモ盤です。
John PisanoはHerb Alpert & The Tijuana Brassの一員としても知られるギタリスト、Willie Ruffはフレンチホルンとダブルベースを操り大学でも教鞭をとった異色の音楽家です。本作ではHerb Alpertが全曲のプロデュースとアレンジを担当し、一部の楽曲でヴォーカルも寄せています。バックには Nick Ceroli(ドラム)、Julius Wechter(マリンバ)、Larry Knechtel(キーボード/ベース)、Chuck Berghofer(ベース)ら西海岸のセッション陣が参加しています。
収録内容は両名のオリジナル曲と当時のスタンダード・カバーで構成されています。Bacharach/David作の「I'll Never Fall In Love Again」、Harry Nilssonの歌唱で広く知られる「Everybody's Talkin'」、Simon & Garfunkelでおなじみの「El Condor Pasa」などが並び、全体的に穏やかで抑制の効いた小品集に仕上がっています。
このアルバムはシンプルで物寂し気な感じがとても好きです。
ロジャー・ニコルズの演奏でも知られる「The Drifter」のカバーが有名ですね。
The Drifterのカバーは多くありますが、なかでも秀逸だと思います。オーディオ的には、スピーカーのセッティングが決まると、後半のコーラス部分で音像がどんどん上がっていき、天井から音が降ってくるような感じになります。
レコードと比較すると、SHM-CD(2012年発売の紙ジャケ盤 UICY-75204)は上方向も左右方向も広く、少しステレオ感を強調し過ぎな気もします。Qobuzにもある44.1kHz版はそこまで広がらないので、リマスタリングの違いでしょうか。