ハンガリーの名門リスト音楽院で学んだヴァイオリニスト、エステール・ペレーニによるバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集。収録曲はソナタ第1番 ト短調 BWV 1001と第3番 ハ長調 BWV 1005の2曲です。
目次
Eszter Perenyi - Bach: Sonatas for Violin Unaccompanied
Hungaroton - LPX11483

エステール・ペレーニは1943年ブダペスト生まれ。リスト・フェレンツ音楽院でデーネシュ・コヴァーチに師事し、ロンドン交響楽団ではエーリヒ・ラインスドルフやイシュトヴァーン・ケルテスのもとで演奏した経歴を持ちます。ハンガリー最大のクラシック・レーベルであるHungarotonから本作がリリースされたのは自然な流れでしょう。
一聴すると装飾性のない地味な演奏にも感じますが、聴き込むほどに懐の深い魅力が伝わってきます。
技巧を誇示するのではなく、バッハの音楽そのものに奉仕するような端正なアプローチです。無伴奏ヴァイオリン作品の数ある録音のなかでも、私の中ではかなり上位に位置づける一枚です。
ペレーニは1975年からリスト音楽院で教鞭を執り、現在は教育者としての活動が中心となっています。教え子にはバルナバーシュ・ケレメンやカタリン・コカシュなど国際的に活躍するヴァイオリニストが多く、ハンガリーのヴァイオリン教育における重要な存在です。
弟のミクローシュ・ペレーニはチェリストとして国際的に知られ、Tacetレーベルなどでその演奏を聴くことができます。
Roon
SACD
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