東独エテルナのリリースとしては、私が持っている唯一の無伴奏全集です。
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Viktor Pikaisen - Bach: Sonatas and Partitas
Eterna - 826 607/9
エテルナから出ていなかったら、手元には無かったと思うこのレコード、ピカイゼンの事ももちろん知りませんでした。
調べてみるとキエフ出身ということで、メロディアからいくつかのレコードを出しているようです。この無伴奏も、同じ内容のメロディア盤が存在します。
オイストラフやコーガンなどのビッグネームは別として、ロシア系のレコードは時代的背景からも表舞台に出ずに埋もれている作品も多いはずです。
このレコードは、今でも比較的入手はし易いと思います。それぞれ黒ラベルがオリジナル。他の無伴奏の演奏と比較すると、緩急をハッキリ付けて雄大で聴かせる演奏です。
好みは分かれる演奏かもしれませんが、同レーベルで全集でそろえられる貴重な作品として推奨に値する内容だと思います。
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