[Blue Records SHADE020] ザ・シーツ (The Sheets)

ネオアコ系の編集版CDは毎年色々と出ていると思いますが、正直お腹一杯であまり聴いていません。一応ある程度は購入していますが…。

本作は、90年代初頭のドイツに存在したネオアコ・バンド、ザ・シーツ (The Sheets)の編集盤です。

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Sheets - Sheets

Blue Records - SHADE020

SHADE020

バンドの中心人物であったイェルン=エリング・ヴトケ (Jörn-Elling Wuttke) は、1986年末にドイツのダルムシュタットでバンドを結成。

彼が影響を受けたのは、アズテック・カメラ (Aztec Camera) が所属したポストカード・レコーズ (Postcard Records) のバンド群や、ザ・フィールズ (The Feelies)、ザ・ゴービトウィーンズ (The Go-Betweens) といった、まさにネオアコやギターポップの系譜を代表するアーティストたちでした。

1980年代末、フランクフルト周辺の活気あるインディー・シーンで活動していた彼らは、海外のインディー・レコードから多大な影響を受け、本国イギリスのバンドと共振するような、きらめきと哀愁を帯びたギターポップを鳴らしていたのです。  

彼らはフランクフルトのホットライン・スタジオでアルバム分の楽曲を録音したものの、その後の道のりは平坦ではありませんでした。メジャーレーベルからは、当時流行していたレイヴやオルタナティブ・ロック風のサウンドへのリミックスを要求され、バンドはこれを拒否。プロデューサーとの音楽的な対立もあり、 バンドは解散し、録音された音源は20年以上にわたって世に出ることなく眠り続けることになります。  

この「失われたテープ」を現代に蘇らせたのが、ドイツのインディーレーベル「ブルー・レコーズ (Blue Records)」の主宰者、ミヒャエル・ヴィレ (Michael Wille) です。

彼はバンドのライブに衝撃を受け、まだ構想段階だった自身のレーベルからのリリースをその場でオファーしたほどの熱心なファンでした。その情熱が実を結び、2013年、ついに本作は としてリリースされました。  

昨今の編集盤の中では上位の内容だと思います。複数回聴いた作品は、これとBridgeしか直ぐには思い浮かびません。ただ、編集版の中では上位ですが、これがシングルをリリースしていた90年代初頭に出ていたとしたら、その他大勢の1枚で終わっていると思います。

イメージ的にはNewcolours、East Villageを足したような雰囲気ですが、何か足りないような気がします。

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