[Eurodisc 27 258 KK] ギドン・クレーメル (Gidon Kremer) - バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ

ヴァイオリンの巨匠ギドン・クレーメル (Gidon Kremer) が、そのキャリア初期、まだロシアにいた1975年にEurodiscからリリースした無伴奏ヴァイオリン・パルティータ。彼の原点を示す貴重な記録です。

この作品のオリジナルは露メロディアです。
後のフィリップス盤の方が、有名だと思います。

目次

Gidon Kremer - Bach: Partitas 1 - 3

Eurodisc - 27 258 KK

27 258 KK

この録音は、クレーメルがソ連に在籍していた1975年にEurodiscレーベルからリリースされました。
オリジナルはメロディア盤です。

詳細な録音場所やプロデューサー、エンジニアに関する情報は現在確認できませんが、当時のソ連における録音技術の一端を垣間見ることができます。

若き日のクレーメルの演奏は、瑞々しさと既に確立されていた独自の解釈が光ります。
後の再録音と比較しても、この初期のパルティータは、その純粋さと情熱において、荒削りで求心力のある演奏です。多くの音楽愛好家が「クレーメルのバッハは、常に進化し続ける生命体である」と評するように、この1975年の録音は、その進化の第一歩を刻んだ記念碑的な作品です。

気が付けば無伴奏のレコードはだいぶ増えました。本作は好みからちょっと外れますのであまり聴きませんが、入手性が高いという観点でお勧めしておきます。

この演奏スタイルであれば、もっとシャープで強い録音の方が良さが出るような気がします。
恐らくゴールドラベルが初版で、グレーは存在しないと思います。

当時の演奏が見つからなかったので参考までに
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