テューレックはバッハのスペシャリストとして有名で、リリースされている作品はほぼバッハです。
モノラル時代から活躍した人なので、ステレオ作品は少なく、特にHMV初期にリリースされたレコードは大変高価です。
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Rosalyn Tureck - Bach: Piano Recital
HMV - ASD477
このレコードはHMVのオリジナルではなく、日本のユキムが企画したレコードです。
愛用しているBenz Microのカートリッジの輸入も同社が代理店です。
このユキムのレコード企画は第6弾で事実上完了しています。おそらくこの企画でしか再発されていない唯一のレコードがテューレックだと思います。
つまり、オリジナルとこのレコードしかありません。
オリジナルは未だに持っていません。
だいたい4-5万位が相場でしょうか。
テューレックは大好きなピアニストの1人で、音質どうこうよりも、その演奏が好きなので、モノラル時代の録音のCDも含めて今でも良く聴くピアニストの1人です。
本来であればチェンバロで演奏していたバッハの作品がピアノで弾かれるようになったのは彼女の功績が大きいと思いますし、グールドが尊敬したピアニストでもあります。
両者の演奏スタイルは真逆とも言えるくらい異なりますが。
ユキムのレコードも300枚限定で、今では新品で入手は難しいと思いますが、ユニオンなどでたまに中古で出ています。
この演奏が、この音質レベルで聴けることに感謝します。
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