Kyoko Tabe - Grieg: Holberg Suite

田部京子は好きなピアニストの1人で、邦人では一番愛聴しているかもしれません。
古くはDENON、現在はTRITONからの作品が多いですが、英国のChandosからも何枚か出しています。

DENON時代に何枚かレコードも出ており、いずれもデジタル録音。本作はDSDマスターからのアナログ・カッティングで仕上げられた2枚組です。

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Kyoko Tabe - Grieg: Holberg Suite

DENON - COJO-9216/7

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2006年8月、上野学園石橋メモリアルホールで収録されたグリーグ作品集です。「ペール・ギュント」第1組曲のピアノ編曲版、組曲「ホルベアの時代から」、抒情小曲集からの抜粋、そして「君を愛す」という構成。

SACDハイブリッド盤(COGQ-20)が2006年11月に先行リリースされ、翌2007年1月に本LPが追いかける形で発売されました。グリーグ没後100年にあたる2007年を意識した企画と思われます。

ホルベア組曲は弦楽合奏版で知られますが、もともとはピアノ独奏のために書かれた作品で、翌年にグリーグ自身が弦楽合奏用に編曲しています。ピアノ独奏版の録音は多くないので、この1枚は貴重です。

発売当時はまだクラシックに興味がない時代でしたので、レコードは後追いで中古を見つけました。

DSDマスターが原盤ですから、理屈の上ではSACDが最も忠実なはずで、実際に聴き比べるとSACDの方が芯のある音に聞こえます。一方、LPは柔らかく、角の取れた鳴り方。どちらが優れているというより、メディアの性格がそのまま音に出ている印象です。

グリーグは田部京子が得意とする作曲家で、本作以外にも数枚リリースしています。
そのなかで本盤の「ホルベアの時代から」を聴くと、しなやかさよりも強さを前面に出した演奏で、他のグリーグ作品とはまた違う表情を見せてくれます。

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