Kings of Convenience - Riot On An Empty Street

ノルウェー出身のデュオ、キングス・オブ・コンビニエンス(Kings of Convenience)は、もともとUSのインディーレーベル「Kindercore Records」からデビューしました。デビュー作は凡庸な作品という印象でしたが、2004年にリリースされた本作で大きく印象が変わります。

ネオアコ・インディーフォーク界隈では比較的地味な存在と見られていた彼らが、この作品で独自の境地へと到達しました。アーティストとしての成熟と、録音クオリティの高さが見事に噛み合った一枚です。

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Kings of Convenience - Riot On An Empty Street

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アコースティックギターのアルペジオと、二人の繊細なハーモニー。本作のサウンドは、前作「Quiet Is The New Loud」が持っていた瑞々しさを継承しながら、より深く洗練されています。

制作はノルウェー・ベルゲンのGrieghallen Studiosで行われ、プロデューサーのダヴィデ・ベルリョーニ(Davide Bertolini)との共同作業によって完成しました。アコースティック楽器の倍音や息づかいまでが精緻に捉えられており、この手のジャンルでは水準を超えた録音品質です。静寂の中に音が立ち上る感覚は、オーディオ的な聴きごたえも十分にあります。

カナダのシンガーソングライター、フェイスト(Feist)が「Know-How」と「The Build-Up」の2曲でゲスト参加しています。彼女の声はアルバムの静謐なトーンに自然に溶け込みながら、楽曲に新たな奥行きをもたらしています。

CDとLPの両フォーマットで聴き比べると、アナログ盤ならではの音の温かみと空間的な広がりが、この静謐な音楽によく合います。デジタルでの解像感とは異なる、柔らかな質感が楽しめます。

アコースティックな響きを大切にする音楽ファン、良質な録音のアルバムを求めるオーディオファン、どちらにもおすすめできる作品です。

おまけ。
彼らの楽曲をカバーしているアーティストです。本家よりもYouTubeの再生回数が多いのが興味深いところです。

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