Gidon Kremer - Bach: Partitas for Solo Violin Nos. 1-3

ギドン・クレーメル(Gidon Kremer, 1947年ラトヴィア・リガ生まれ)が、ソ連在籍時代に録音したJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番〜第3番です。オリジナルはソ連メロディア盤で、本盤はEurodiscによる西側ライセンス盤にあたります。

クレーメルはその後、1980年にPhilipsで無伴奏ソナタ・パルティータ全6曲を再録音しており、そちらの方が広く知られています。本盤はそれに先立つ最初期の記録として、資料的価値の高い1枚です。

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Gidon Kremer - Bach: Partitas for Solo Violin Nos. 1-3

Eurodisc - 27 258 KK

27 258 KK

本盤に収められた録音は、クレーメルがまだソ連に在籍していた1970年代半ばに行われたものです。録音場所やプロデューサー、エンジニアに関する詳細なクレジットは確認できませんが、当時のソ連における録音技術の一端を窺い知ることができます。

若き日のクレーメルの演奏は、荒削りながら求心力があり、すでに独自の解釈が確立されつつあることを感じさせます。後のPhilips盤やECM盤と比べると、より直線的でストレートなアプローチが特徴的です。瑞々しさと情熱が前面に出た演奏で、円熟期の知的な構築性とは異なる魅力があります。

録音・音質面では、この演奏スタイルに対して、もう少しシャープで芯の強い音像であればさらに良さが引き出されたように感じられます。ソ連録音特有のやや柔らかい質感は、クレーメルの鋭角的な表現とは必ずしも相性が良いとは言えませんが、それも含めて時代を映す記録として興味深いものです。

レーベル面はゴールドラベルが初版と思われ、グレーラベルの存在は確認できませんでした。Eurodisc盤としては比較的入手しやすい部類に入るため、クレーメルのバッハ演奏の原点を知りたい方にはお勧めできる1枚です。

リンク先はフィリップス時代の全集です
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当時の演奏が見つからなかったので参考までに
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