Fidelix - LEGGIERO

導入してから1年以上は経過していますが、フォノイコを変更しました。
久しぶりの日本メーカーです。

フォノイコライザー Fidelix LEGGIERO

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フィデリックスは実はパワーアンプも以前使っていました。
私の環境では合わずに直ぐに手放してしまいましたが…。

フォノイコは発売当初に聴く機会があり、その内導入しようと思っていましたが、タイミングが合わずに先延ばししていました。LEGGIEROはイタリア語で"軽く、優美に"という意味ですが、まさにその言葉通りの音です。

音質傾向

SNは驚異的に高いです。
以前使っていた電池駆動のSutherlandと背景の静かさは同等以上であり、かつ弱音の情報量はこちらの方が良いです。

Sutherlandは強弱の"強"の表現が強く、細やかな表現が一辺倒になりがちな部分がありましたが、LEGGIEROは空間が広く伸びやかになる印象です。

その分、ゴリゴリとした力強い音を好む方には合わないかもしれません。

イコライザーカーブについて

イコライザーカーブは色々な意見があり、正直なところ私に正解は分かりません。

モノラル時代はRIAAに統一されていませんので、複数のカーブがあるのは理解できます。
ただ、手持ちのレコードの99%はステレオなので、モノラルは無視しています。

ステレオ盤のレコードでも、このレコードはFFRRだとか、NABとか断言している人がいますが、私にはそのカーブに設定してもピンとこないこともあります。

個人的にはイコライザーカーブの可変よりも正相/逆相の切り替え機能の方が欲しかったなと思っています。

50Hz以下のレベルを5段階に、2kHz以上も5段階に変えられ、この組み合わせによって、RIAA、SP、AES、NAB、FFRR、OLD RCA、COLUMBIAのカーブに対応予定です。2個のスイッチはセンター位置でRIAAなので、50Hz以下が2dBステップ、2kHz以上が1dBステップのトーンコントロールとしても実用的に使えます。

http://fidelix.jp/technology/noise2.html

LEGGIEROの場合は、FFRRとかNABのカーブに合わせるのではなく、50Hz以下(2dBステップ)と2kHz(1dBステップ)で可変して、それらのカーブに実用的に近づけているイメージです。

クラシックのレコードはほとんどオリジナル盤で集めています。
ステレオ最初期のレコードをRIAAカーブで聴いても違和感ないものが多いです。

初版と2版とか、再発盤だとどうなのか?
とか細かく考えると分からなくなりますが、その意味でもデジタルで同じ音源を買って比較するようになりました。

フォノイコは10台以上使ってきましたが、とても満足しています。

Fidelix - LEGGIERO まとめ

Fidelix - LEGGIERO
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総合評価
( 5 )
メリット
  • 超ローノイズ設計:-156dBVの超低ノイズ性能により、出力電圧0.1mVクラスのカートリッジでもノイズレス再生が可能
  • 優れたSN比:点音源的な音質と広大なサウンドステージを実現
  • MMとMCの両カートリッジに対応し、それぞれで高品質な音楽再生を実現
  • 細かな設定:入力インピーダンスの切り替えやイコライザーカーブの選択が可能で、様々なレコードに最適化可能
  • アナログらしい音色:やわらかく、聴いていて心地よい音質を提供
デメリット
  • 位相切替はできない
  • 電源ケーブルが着脱式ではない
  • 荒々しい力強い音を好む方には向かない

MC用のフォノイコライザーとして購入しました。MC専用に設定できるのでMCカートリッジ

のパフォーマンスを最高に引き出せるのではと思います。また、イコライジングが最新録音盤から旧作盤MONOまで対応でき、また補正できるのがよいです。どちらかといえばアナログらしい音色で、やわらかく、聞いていてほっとします。ますますアナログにはまり込んでくようで、レコードばかり買っています。

引用元: Joshin web

1ギガΩで受けた時の音にも興味がありましたがイコライザーカーブを選択できるフォノイコを探していたところ、この商品は細かく設定できるので購入しました。

前から不満のあったROLLING STONES/Let It Bleed(UK Orig mono)がステレオ針でも良い音で聴けます。必ずしもFFRRの位置でなくても自分の好み(当方はHigh/FFRR,Low/RIAAが好みです。)で聴けるのが良いです。

また、ヌケの悪い80年代の国内アーティストの盤がかなり改善されます。高域の情報量が増えるだけでなく、低域は力強くなります。ベースとバスドラの描き分けも良く出来ています。

もちろん、音の良い盤はさらに良くなります。PINK FLOYD/狂気(UK Orig Solid Blue)の冒頭の心臓の鼓動(の様な音)が鳴った時には思わずスピーカーの間を見つめてしまいました。

テクニクスSL-1200MK5+デノンDL-103からまさかこんな音が聴けるとは思っていませんでした。絶対に安い買い物です。出てきた音に値段をつけるなら倍以上になると思います。

引用元: Joshin web
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