ドヴォルザークやブラームスの全集が有名なケルテスですが、カーゾンやカッチェンとの協奏曲を好んで聴いています。
今回は協奏曲ではありませんが、大好きな作品の1つです。
ケルテスとコダーイは同郷ですし、フェレンツ・リスト音楽院で、直接コダーイから学んでいた時期もあります。
同作品の一番手として推したい作品です。
目次
Istvan Kertesz - Music of Kodaly
DECCA - SXL6136
今までSACDのリリースはありませんでした。
タワレコからSACDが登場したので、早速購入しました。
参考: コダーイ: 組曲《ハーリ・ヤーノシュ》、ガランタ舞曲、ハンガリー民謡<孔雀>による変奏曲、他<タワーレコード限定>
ケルテス、ロンドン響らしいシャキッとした楽しい演奏だと思います。このレコードを聴いていると、クラシックを聴いている事を忘れて何かの映画を観ているような気分になる時があります。
多数の楽器が使用される事もあり、色彩感豊かで音色の変化を追いかけるだけでも楽しいです。
録音がイマイチというCD評をみかけますが、少なくてもアナログのオリジナル音源(ED1 マト1E/2W)を聴く限り、音数は相当多く、デッカでも上位に位置付けできる部類です。
SACDの方も丁寧に仕上げられており、色彩感が乏しい感じもありますが、オリジナルのレコードよりも空間は広いくらいで、50年以上経った録音とは思えません。
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