「UTAU」は2010年にリリースされた坂本龍一と大貫妙子によるコラボレーション・アルバムです。
約13年ぶりとなる二人の共同制作として当時話題になりました。
2人の作品はそれまでそれほど熱心に聴いていませんでしたが、この作品はCDでよく聴いていました。
レコードが出るというニュースを見て予約し、発売日に購入しました。
CDは2種類の形態で発売されました。
- 本編CDのみのエコパッケージ版
- 坂本龍一の演奏のみをまとめたボーナス・ディスクが付属した2枚組のデラックス版
レコードは後者のデラックス版と同じ内容で3枚組です。
目次
大貫 妙子 & 坂本 龍一 - UTAU
Commmons - RZJM-77978/80

本作はピアノとヴォーカルというシンプルな構成で、録音も自然なため、オーディオチェックの試聴曲としてもよく使われています。個人的には四季をよく使います。
アルバムは当初、北海道・札幌の芸森スタジオで録音されました。
レコーディングは坂本と大貫が別々のブースに入り、ヘッドフォン越しの気配を感じ取りながら息を合わせるという方法で行われました。
録音にはビンテージのノイマン(Neumann)マイクが使用されました。機材のトラブルか、録音内容に納得がいかなかったのかはわかりませんが、後日、横浜市内のスタジオで再収録したそうです。
レコードも丁寧な仕上がりで違和感なく、よくできていると思いましたが、この作品はCDの方がしっくりと来ました。
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