
auひかりで標準的に利用されているホームゲートウェイ「HGW-BL1500HM」。最新の高速規格「Wi-Fi 6」に対応しているはずなのに、「なぜかWi-Fiの速度が遅い」「動画がカクカクする」「突然インターネットにつながらなくなった」といった悩みを抱えていませんか?
この記事は、まさにそのHGW-BL1500HMをお使いのあなたのために、その性能を最大限に引き出し、トラブルを自己解決するためのガイドです。
基本的な接続設定から、専門的な「クイック設定Web」の活用法、そして最終手段である機器交換まで、すべてがわかります。手順に沿って確認していけば、専門知識がなくても大丈夫。BL1500HMのポテンシャルを解放し、快適なインターネット環境を取り戻しましょう。

auひかりホームゲートウェイの基本 ー 役割とWi-Fi機能の仕組み
トラブルシューティングを始める前に、まずは利用している機器の基本的な役割と仕組みを理解することが重要です。これにより、問題の原因をより正確に把握し、適切な対策を講じることができます。
そもそもauひかりは速い?「独自網」がもたらす安定性の秘密
auひかりのホームゲートウェイの設定を見直す前に、大前提として「auひかり」というサービスが持つ根本的な強みをご存知でしょうか。
多くの光回線サービス(いわゆる「光コラボ」)が、NTTの「フレッツ光」の回線を複数の事業者で共有して提供されているのに対し、auひかりはKDDIが独自に管理・運営する光ファイバー網(ダークファイバー)を利用しています。
これは「垂直統合モデル」とも呼ばれ、回線の確保からサービスの提供、そして私たちが利用するホームゲートウェイ(HGW)という機器の開発・管理までを、KDDIが一貫して行っています。これにより、ネットワーク全体の品質管理がしやすく、時間帯による混雑の影響を受けにくい、安定した高速通信が期待できます。
つまり、auひかりはもともと高品質な通信が期待できるポテンシャルを秘めたサービスです。もし今「遅い」と感じているのであれば、それはサービス本来の問題ではなく、ご自身の環境にある何らかの要因がその性能を阻害している可能性も考えられます。
ホームゲートウェイ(HGW)とONUの役割の違いとは?
auひかりを契約すると、通常「ONU」と「ホームゲートウェイ(HGW)」という2つの機器が設置されます。これらは見た目が似ているため混同されがちですが、それぞれ異なる重要な役割を担っています。

ONU (Optical Network Unit / 光回線終端装置)
電柱から引き込まれた光ファイバーケーブルを流れる「光信号」を、パソコンやスマートフォンが理解できる「デジタル信号」に変換する装置です。インターネットに接続するための「通訳」のような存在であり、これがなければ通信は始まりません。
ホームゲートウェイ (HGW)
ONUが変換したデジタル信号を受け取り、家庭内の複数のデバイス(パソコン、スマホ、テレビなど)にIPアドレスを割り当て、インターネット接続を管理する「ルーター」としての役割を果たします。Wi-Fi電波を飛ばしたり、ひかり電話サービスを提供したりする機能もこのHGWが担っています。
重要な点として、auひかりのサービスでは基本的にこの両方の機器が必要不可欠であり、自己判断でどちらかを取り外してしまうとインターネットに接続できなくなりますので注意が必要です。
HGWの内蔵Wi-Fi機能は有料?利用条件と料金について
ホームゲートウェイにはWi-Fi機能が内蔵されていますが、これを利用するためには、有料のオプションサービス(月額660円)への加入が必要です。
オプションに加入していない場合、HGWからWi-Fiの電波は発信されません。その場合は、別途市販のWi-FiルーターをHGWに接続して利用するか、オプション荷加入して、HGWのWi-Fi機能を有効にする必要があります。
自身の契約内容を確認し、内蔵Wi-Fi機能が利用可能な状態にあるか把握しておくことが第一歩です。契約状況は「My au」から確認できます。
2024年10月より料金が改定されました。
参考:auひかり「ホームゲートウェイ(HGW)内蔵無線LAN親機機能」の月額利用料改定とサービス内容変更について
まずは知りたい!HGW-BL1500HMの基本性能とスペック
今回はauひかりのホームゲートウェイ、HGW-BL1500HMを使った設定方法を紹介します。
基本的な情報と、そこから一歩、踏み込んだ設定も紹介します。
ルーターの設定として共通の概念が多いため、他のルーターでも参考になると思います。
ホームゲートウェイHGW-BL1500HMの性能と特徴
トラブル解決の前に、お使いの「HGW-BL1500HM」がどのような機器なのかを把握しましょう。自分の機器の性能を知ることが、問題解決への第一歩です。
HGW-BL1500HMは、auひかりの1ギガプラン向けに提供される標準的なホームゲートウェイですが、非常に高い性能を持っています。

[Wi-Fi 6(11ax)対応]
11ax/ac/n/a(5GHz帯)&11ax/n/b/g(2.4GHz帯)
アンテナ数:
4x4(5GHz帯)
2x2(2.4GHz帯)
規格値:
無線LAN:5GHz帯 4804Mbps + 2.4GHz帯 574Mbps
有線LAN:1Gbps
他のHGW(BL1000HW/BL3000HM)との違いは?
BL1500HMは、auひかりのHGWの中でどのような位置づけなのでしょうか。旧機種や最新機種と比較してみましょう。
機種 | ![]() 旧世代 (例: BL900HW) | ![]() 現行標準 (BL1500HM) | ![]() 最新高性能 (BL3000HM) |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 (11ac) | Wi-Fi 6 (11ax) | Wi-Fi 6E (11ax) |
最大速度 (理論値) | 1.3Gbps | 2.4Gbps | 4.8Gbps |
メッシュWi-Fi | 非対応 | 対応 (おうちどこでもWi-Fi) | 対応 |
6GHz帯 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
このように、BL1500HMは旧機種からWi-Fi性能が大きく向上しており、1ギガプランの性能を十分に引き出せるモデルです。一方で、さらに上位のプランや最新規格を求める場合は、BL3000HMという選択肢もあります。
【原因切り分け】「つながらない」「遅い」トラブルシューティング
BL1500HMで最も多い「つながらない」「遅い」という2大トラブルを、原因別に切り分けて解決します。多くの場合、簡単な手順で改善可能です。
Case1「つながらない」ときの原因と対策
まずはランプを確認!BL1500HMのランプ状態診断表
ランプ名 | 色・状態 | 意味 | やるべきこと |
---|---|---|---|
ネット | 橙 点灯 | LANポートでネットワークループを検出 | HGWに接続している機器(ハブなど)の配線を見直す |
無線 | 赤 点滅 | WPS設定に失敗 | 時間を置いて再度WPSを試すか、手動でパスワードを入力して接続する |
電話 | 赤 点灯 | auひかり電話サービスが利用不可 | HGWの再起動を試す。改善しない場合はサポートへ連絡。 |
更新 | 橙/赤 点灯 | センターとの通信準備中またはファームウェア更新中 | 基本的に操作不要。数分〜数十分待つ。長時間続く場合は再起動を試す |
特に「ネット」ランプの赤点灯は致命的な状態です。まずは次の再起動を試してください。
基本の対策① BL1500HMとONUの「正しい順番」での再起動
通信機器の一時的な不具合は、再起動によって解消されることが非常に多いです。これは最も簡単で効果的なトラブルシューティングです。ただし、効果を最大化するためには「正しい順番」で実行することが重要です。
- BL1500HMの電源を抜く
まず、HGW本体のACアダプターをコンセントから抜きます。 - ONUの電源を抜く
次に、ONU(光回線終端装置)のACアダプターをコンセントから抜きます。 - 90秒以上待つ
両方の電源を抜いた状態で、90秒ほど待ちます。これにより機器が完全に放電され、不具合がリセットされます。 - ONUの電源を入れる
先にONUのACアダプターを差し込み、ランプが安定するまで1〜2分待ちます。 - BL1500HMの電源を入れる
ONUのランプが安定したら、BL1500HMのACアダプターを差し込み、こちらもランプが正常な状態になるまで2〜3分待ちます。
この手順は、ネットワークの上流(ONU)から下流(HGW)へと順番に機器を起動させ、正常な通信経路を確立するために不可欠です。
基本の対策② 配線とLANケーブルの確認
意外と見落としがちなのが、ケーブルの接続ミスや劣化です。
- LANケーブルの規格
使用しているLANケーブルの側面に「CAT5e」または「CAT6」以上と印字されていますか? 古い「CAT5」規格のケーブルでは、最大速度が100Mbpsに制限されてしまい、BL1500HMの性能を全く活かせません。 - ポートの確認
ONUからのLANケーブルは、BL1500HMの青い「WAN」ポートに正しく接続されていますか? パソコンなどへの接続は、黄色の「LAN」ポートを使います。 - ケーブルの抜け・緩み
各ケーブルが「カチッ」と音がするまでしっかり差し込まれているか確認しましょう。
現在市販で販売されているケーブルの99.9%はCAT5e以上になりますので、近年買ったケーブルであれば問題はありません。
Case2「Wi-Fiが遅い」ときの速度改善策
速度改善策① BL1500HMの設置場所を見直す
Wi-Fiの電波は非常にデリケートで、物理的な障害物の影響を大きく受けます。BL1500HMの設置場所が悪いだけで、速度は半減することもあります。
避けるべき場所
- 床の上、部屋の隅、扉付きの棚の中
- 金属製の棚やキャビネットの近く
- 水槽や花瓶など、水の近く
- 電子レンジ、コードレス電話、テレビの真裏
理想的な場所
- 家の中心付近
- 床から1〜2mの高さで、周りに物がない開けた場所
少し移動させるだけで、電波の届き方が劇的に改善することがあります。
速度改善策② 接続するスマホやPCを見直す
インターネットの速度は、回線やルーターだけでなく、利用するデバイス(端末)の性能にも大きく左右されます。
- 古いデバイス
数年以上前のパソコンやスマートフォンは、高速なWi-Fi規格(例: Wi-Fi 6 / 802.11ax)に対応していない場合があります。HGWが最新のWi-Fi 6に対応していても、デバイス側がWi-Fi 4 (802.11n) までしか対応していなければ、その速度しか出ません。 - セキュリティソフト
パソコンにインストールされているウイルス対策ソフトが、通信を常時監視することで、CPUに負荷をかけ、結果的に通信速度を低下させていることがあります。一時的にソフトの保護機能を無効にして速度を測定し、もし速度が改善するようであれば、ソフトの設定を見直すか、より軽量なソフトへの変更を検討する価値があります。 - OSやブラウザ
OSやウェブブラウザが古いバージョンのままだと、最新の通信プロトコルに最適化されておらず、パフォーマンスが低下することがあります。
【上級編】クイック設定WebでBL1500HMの性能を100%引き出す
基本的な対策で改善しない場合、BL1500HMの内部設定を変更して最適化を図りましょう。
クイック設定Webへのログインする
- BL1500HMとLANケーブルで接続したPCで、Webブラウザを起動します。
- アドレスバーに「 http://192.168.0.1 」と入力し、Enterキーを押します。
- ログイン画面が表示されます。初回アクセス時は、BL1500HM本体のラベルに記載されている「クイック設定Webパスワード(初期値)」を入力し、その後、ご自身で新しい管理パスワードを設定します。このパスワードは忘れないよう厳重に管理してください。
上級編① 「5GHz」と「2.4GHz」を使い分け
多くのHGWは、「5GHz」と「2.4GHz」という2種類の周波数帯のWi-Fi電波を発信しています。これらはそれぞれに長所と短所があり、利用状況に応じて使い分けることが推奨されていました。
かつては、速度は遅いが、障害物に強く遠くまで届く2.4GHz帯、速度は速いが障害物に弱く遠くに飛ばない5GHz帯と言われていました。最新のルーターの場合、5GHz帯でも遠くまで安定して届きますので、5GHz固定が推奨です。
2.4GHzを使用する機器は一般的には家電製品、古いPCやゲーム機です。
これらをどうしても使用したい場合を除き、5GHzだけの使用がおすすめです。

上級編② Wi-Fiの電波干渉を避ける「チャンネル変更」
近隣の家で使われている多数のWi-Fiルーターが同じ「チャンネル」を使っていると、電波が混線して速度低下を引き起こします。これは、たくさんの車が同じ車線を走ろうとして渋滞するのと同じ原理です。
クイック設定Webで、比較的空いているチャンネルに手動で変更することで、この干渉を回避できます。
続いて5GHzを使う前提で、チャンネルと強度の設定を解説します。


BL1500HMの設定画面で、ネットワーク診断 → 周辺状況 から競合しているアクセスポイントが確認できます。
都心のマンションなどでは、相当数のアクセスポイントがあると思いますので、なるべく競合が少ない帯域を選びます。
オートで空いている帯域を選択できるルーターもありますが、定期的に調べて固定で設定したほうが安定します。
また、ルーター側に競合のアクセスポイントを確認する機能が無い場合は、Windowsであれば、WiFi Analyzerがお勧めです。
参考: WiFi Analyzer
競合しないチャンネルの設定
先ほど確認した近隣の電波状況から、空いているchを選択します。

グループ
対応チャンネル
用途
W52
36・40・44・48ch
屋内
W53
52・56・60・64ch
屋内
W56
100・104・108・112・116・120 ・124・128・132・136・140ch
屋外可能
デフォルトでルーターはW52のチャンネルグループを使用する傾向がありますので、W53の方が空いている場合が多いです。
ただし、W53とW56は気象レーダーや航空レーダーの影響を受けます。干渉するレーダー波を検出した時点で5GHz帯のWi-Fi電波を停止するDFS(Dynamic Frequency Selection)という機能の搭載が義務化されています。
そのため、エリアによってはW53やW56を使用すると頻繁にWi-Fiが止まる現象が起こる場合があります。
160MHz帯域は非推奨
Wi-Fi6では、80MHz帯域を2つ使った160MHz帯域幅での通信が可能ですが、広い帯域を使うため、電波干渉が起こりやすく逆に通信が不安定になる場合があります。現状は80MHz帯域の方が安定する傾向があります。
メーカーによっては160MHz帯域のことをオクタチャンネルと呼んでいます。
上級編③ 送信出力を下げる
送信出力は100%が一番安定すると思っている人が多いですが、出力が強いと、近隣のWi-Fiと競合する確率が高くなるため、通信が不安定になる場合があります。
目安としては、自宅でルーターから一番遠い電波が受信しにくい場所で、一定の速度でつながる強さが良いと思います。
家の外に出て、数軒先からでもWi-Fiにつながる場合は出力が強過ぎます。それだけ近隣のWi-Fiと干渉します。
私は送信出力25%にしています。

電波の届きにくい所に移動して、スマホでfast.comでチェックするのがおすすめです。
ルーターから離れた場所でこのくらい速度が出ていれば十分だと思います。
【番外編】ネットワークオーディオを良い音にしたい
番外編① できるだけ、つなぐ機器を減らす
ネットワークオーディオの場合、同一ネットワーク上にスマートフォンや、他のPCがつながっているだけで確実に音が悪くなります。
自宅のネットワークにどれくらいの機器がつながっているかを調べるには、iOSのアプリであればNetwork Analyzerが便利です。
参考: Network Analyzer
私の環境ではiPhone、プリンター、Fire TV Stickなど多くのデバイスが電源スタンバイの状態でも常時つながっています。
面倒ですが、これらの機器をつながない状態で聴くと確実に音が良くなると思います。
理想は、ネットワークオーディオを独立した環境で構築することですが、それぞれの家の事情があります。
高級オーディオPCで有名なTAIKO AUDIOは、自社のルーターが発売されるまでは、AmpliFi HD Mesh Routerを推奨していました。このルーターは、専用のアプリで、簡単にネットワークにつながっている機器を制御できます。
参考: Taiko Audio SGM Extreme : the Crème de la Crème
最近、トップウィングからオーディオ用のルーターとアクセスポイントが発売されました。
家庭内のネットワークと独立したオーディオ専用のネットワークを構築します。

番外編② 電源の強化
ハードウエア、電源の強化について。
BL1500HMの電源は、12V3AのEIAJ♯5という規格です。
通常、12Vの電源にはEIAJ#4が一般的で、珍しいと思います。
今後電源は変更する予定ですが、現状はFSPのスイッチング電源に変換アダプターを通して使用しています。
ルーターの電源変更も効果は大きいです。
【最終手段】BL1500HMの性能に限界を感じたら
あらゆる対策を試しても改善しない、あるいはさらなる高速通信を求める場合、機器自体の交換が最も確実な解決策です。
交換を検討すべきサインと、最新機種「BL3000HM」との性能比較
以下のような場合は、交換を検討する価値があります。
- オンラインゲームのラグを1ミリ秒でも減らしたい
- 大容量データのアップロード・ダウンロードを頻繁に行う
- 家族全員が同時に高画質動画を視聴するなど、通信負荷が非常に高い
BL1500HMの上位機種である「BL3000HM」との性能差は歴然です。
機能 | BL1500HM | BL3000HM (最新) |
対応プラン | 1ギガ | 5ギガ / 10ギガ |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
利用可能周波数帯 | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz |
最大のメリットは、新しい周波数帯である「6GHz帯」が使えるWi-Fi 6Eに対応している点です。6GHz帯は対応機器がまだ少なく、電波干渉の心配がほとんどないため、都市部のマンションなどでも非常に安定した高速通信が期待できます。
HGW交換の費用・申し込み手順・注意点のすべて
HGWの希望交換は、auの公式サイトから簡単に行うことができます。
費用
希望交換手数料として、原則3,300円(税込)がかかります。
申し込み手順
- 「My au」にログインします。
- 「インターネット・電話」のタブを選択し、「ご契約内容の確認・変更」へ進みます。
- 契約内容一覧から、宅内機器の交換に関する項目を探し、画面の指示に従って申し込みます。
- 注意
マンション タイプE/F/ギガなど一部のプランではMy auから申し込めず、KDDIお客さまセンターへの電話連絡が必要です。
主な注意点
- 機種のサイズ
BL3000HMは従来の機種よりもサイズが大きく、特に奥行きと高さがあるため、設置スペースを事前に確認する必要があります。 - 無線LAN契約
BL170HVなどで「無線LANカード」を利用していた場合、交換時にその契約は解約となります。新しいHGWの内蔵無線LAN機能を利用するには、再度申し込みが必要になる場合があります。 - 旧機器の返却
新しい機器が届いたら、同封されている返却用の着払い伝票を使って、60日以内に古い機器(本体、ACアダプターなど)を返却する必要があります。返却しない場合、機器損害金を請求される可能性があります。
市販のルーターを追加する
HGWの内蔵Wi-Fi機能よりも高性能なルーターを使いたい場合、月額のWi-Fi使用料を払いたくない場合は、市販のルーターを追加することも可能です。
市販のWi-Fiルーターを追加で接続したい場合はどうすればいいですか?
HGWの内蔵Wi-Fi機能よりも高性能な市販のWi-Fiルーターを使いたい、というニーズは多くあります。その接続は可能ですが、注意点があります。
auひかりのHGWはルーター機能を持っていて、その機能を止めることはできません。
そこにさらに市販のルーターを接続すると、家庭内にルーターが2台存在する「二重ルーター」状態となり、通信速度の低下や一部サービスの不具合を引き起こす原因となります。
これを避けるため、追加する市販のルーターは必ず「ブリッジモード(BR)」または「アクセスポイントモード(AP)」に設定して使用する必要があります。これにより、市販ルーターのルーター機能は停止し、純粋なWi-Fiの電波を発信するだけの「アクセスポイント」として動作させることができます。
どうしても、追加したルーターをルーターモードで運用したい場合は、DMZを使い、2重ルーター問題を回避できます。こちらの記事で解説しています。

auひかり ホームゲートウェイ設定ガイド まとめ
auひかりのHGW-BL1500HMで「遅い」「つながらない」と感じた場合、解決への道筋は明確です。以下のステップで冷静に対処していきましょう。
- 【STEP1 診断】ランプ状態を確認する。
「ネット」ランプが赤点灯なら、致命的なエラーのサインです。 - 【STEP2 基本対策】機器の再起動と配線チェック。
「ONU→HGW」の正しい順番での再起動と、LANケーブルの規格・接続を確認します。多くはこれで解決します。 - 【STEP3 環境改善】設置場所と接続周波数帯を見直す。
電波を遮るものがない場所に移動させ、利用状況に応じて5GHz帯と2.4GHz帯を使い分けます。 - 【STEP4 詳細設定】クイック設定Webで詳細設定。
近隣との電波干渉を避けるため、空いているチャンネルに手動で設定、電波の出力も調整します。 - 【STEP5 最終手段】最新機種への交換を検討する。
あらゆる対策を試しても改善しない、または更なる速度を求めるなら、3,300円で最新機種へ交換するのが最も確実です。
このガイドが、あなたのHGW-BL1500HMの性能を最大限に引き出し、快適なインターネットライフを取り戻す一助となれば幸いです。
auひかりで更に快適なインターネット生活を
auひかりは高性能なホームゲートウェイを提供しており、適切な設定を行うことで快適なインターネット環境を実現できます。もし現在他のプロバイダーをご利用の方は、auひかりへの乗り換えをご検討ください。

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