Roonの大型アップデート、Roon 2.0がリリース。外出先からローカルファイルの再生が可能なRoon ARCが登場しました。
Roonの大型アップデート、Roon 2.0がリリースされました。
細かなアップデートは常に行われています。
1.0からスタートして、1.1、1.2、1.3…と更新されるたびに、新機能が追加されてきました。
今回1.9を飛ばして2.0になったということは、それだけでも大型アップデートであることは想像できます。
Roonの歴史
Roon 1.0 (2015)
Roon 1.1 (2015/08) - iOS端末でリモート操作ができるように
Roon 1.2 (2016/04) - RAAT再生範囲の拡張、インターネットラジオ対応
Roon 1.3 (2017/02) - DSP機能、マルチチャンネルのサポート、自動バックアップ機能、曲のダイナミックレンジ測定機能など
Roon 1.4 (2017/12) - iOS端末を出力先に設定が可能、ボリュームリミットの設定
Roon 1.5 (2018/05) - Linn DSのサポート、ソフトウエア上でMQA対応、インターネットラジオがFLACに対応
Roon 1.6 (2019/01) - Qobuzへの対応、検索の再設計、DSPの再設計
Roon 1.7 (2019/11) - Vālence登場。ユーザーの趣向に合わせた新譜やおすすめ情報の提示
Roon 1.8 (2021/02) - UIの大幅な更新、Vālence機能を利用した、絞り込み検索など
Roon 2.0 登場、Roon ARCにより、外出先からロカールファイルの再生が可能に
Roon 2.0 (2022/09) - Roon ARCの登場。外出先でもローカル音源の再生が可能に。
Roon ARC スマホ側の設定
ほぼ、通常のRoonと設定は同じです。
パケットの消費を考えると、携帯電話回線時の転送レートは調整したほうが良いと思います。
信号処理の比較
88.2kHz/24bit音源を再生。
出力先はiPhoneのスピーカーです。iPhoneなので、88kHzはそのまま再生できません。
Roon ARCを使ってみた感想
ふだん、外出先で音楽を聴く場合、Tidal、Qobuz、YouTube Musicのいずれかを使うことが多いです。スマホには音源を入れていません。
サブスクで聴く限りは、まだ使い勝手はRoon ARCは優れていません。
通常のRoonの検索機能と比べると、かなり機能を絞っている感じはします。
ただ、NASに保管されているローカル音源を外出先で再生できるのは、とても良いですね。
まだまだサブスクにはない音源はたくさんあるからです。
今後、UIが改善されれば、TidalやQobuzのアプリは使わなくなると思います。
その他の改善点
今回、気づいただけで、1.8の時代から実装されていたかもしれません…。
検索結果やおすすめの表示をTidalとQobuzどちらを優先させるか選ぶことができます。
私はQobuz派です。若干音が良いので。
おすすめ一覧を見ると、Qobuz一色になっています。
あとは、MQAの処遇です。
私はソフトウエアデコードしかできない環境なので、CD以上、ハイレゾ未満にしています。
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