Glenn Gould - Bach: Goldberg Variations (1981)

初回の録音はモノラルです。
当方のステレオ針で聴いても、レコードの優位性を感じます。2回目は82年の録音で、デジタル録音の作品です。

Glenn Gould - Bach: Goldberg Variations 1981

CBS - IM37779

IM37779


見開きのジャケットのカナダプレスです。米盤との音質差は分かりません。まだオリジナルレコードを意識する前に購入したレコードなので。

まあ、グールドならカナダプレスも有りかな、と良い方に解釈しています。

こんなプレスも有ります。

ETERNA 725 153

ETERNA 725 153

東独エテルナプレス仕様。
725番代のDMM(Direct Metal Mastering)仕様のオレンジレーベル。ジャケットは見開きにはなっていません。

画像だと差が分かり難いかもしれませんが、ジャケットの色味も違います。
エテルナの方は、明るさを上げて黒側の階調を上げたような感じです。CBSの方は、グールドの黒い服がつぶれていますが、エテルナの方は服の模様がしっかりわかります。

音質も同じ感じで、エテルナの方がハッキリとして彼の唸り声が聴きとりやすいです。
若干録音レベルも高いです。恐らくカッティングだけではなく、リマスターしていると思います。
本当の録音はどちらなのかと考えると、CBSでしょう。

ここまで比較してアレですが、この作品はCDの方が良いです。

左: 38DC35 / 右: DYCC-10062

CDもいろいろな種類が有りますが、SONY/CBSの38DC35を持っていれば間違いないです。無理にレコードにこだわる必要は感じません。

ガラスCDはさすがに手が出ませんが、SACDは2種類持っています。
SRGR743と、CD CLUB限定のDYCC10062です。
この2種に大した違いはないですが、最初期のCD、38DC35は明らかに音が違います。

ピアノの音が太く、周囲の雑音がよりはっきりと聴こえます。
欠点は、最初期CDはトラック割がないことです。全体で1曲なので、途中の曲を聴くのが面倒。

最近気になるが、このアナログマスターからカッティングした再発盤です。アナログマスターもあったのに、使わなかった理由は?

1981年録音は、グールドがその生涯を閉じる約1か月前、1982年9月に発売され、グールドの生前に発売された最後のアルバムとなった2回目の「ゴールドベルク変奏曲」です。
この1981年盤は初期のデジタル録音としても有名で、LPだけでなくCDも発売されました。その際LPのカッティングにもCD用のデジタル・マスターが使われましたが、今回のLPプレスに当たっては、そのデジタル・マスターではなく、デジタル・マスターと並行して収録されていたアナログ・マスター素材からグールドやサミュエル・H・カーターの使った編集用のスコアをもとに編集しDSD化した音源が使われています。アナログ・レコーディング完成期ならではの、のびやかで安定感のある音楽的なサウンドは、グールドの超絶的に美しいピアノ・サウンドを再現しています。
晩年のグールドの透徹した表情を捉えた有名な初出盤のダブル・ジャケットを再現しています。
ソニー・ミュージック

[HD] Bach's Goldberg Variations [Glenn Gould, 1981 record] (BWV 988)
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