バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータという作品は、ヴァイオリン独奏を代表する作品だと思います。
それこそ、ヴァイオリン奏者であれば、避けられない作品ではないでしょうか。
現時点で最も愛聴しているのは、カール・ズスケです。
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Karl Suske - Bach: Sonata and Partita No. 1
Eterna - 827 842
ちょうどアナログからデジタル録音に移行する時期で、アナログ録音された1番はレコード化されました。2番、3番はデジタル録音です。
CDは全集として2枚組CDでリリースされています。アナログ録音とデジタル録音が共存しています。
他の評価の高い演奏と比較し、ズスケは非常に地味です。
ただ、それは個の主張をせずに、作曲者の意図した表現に徹しているように感じます。色々と聴いても、結局ズスケに戻ってしまいます。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、そのどれを聴いてもそのように感じます。私は無神論者ですが、ズスケの演奏は神の存在を感じます。悟りの境地に近い感覚です。
少し前までは東独エテルナのレコードが再プレスされたり、SACDでリリースされるとは思っていませんでした。
この無伴奏も枚数限定でレコード化されました。
そして、デジタル録音の2番、3番も初のレコード化です!