Karl Suske – Bach: Violinkonzerte BWV 1041-1043

これもタワレコ企画によるSACD化です。
カール・ズスケVnによるバッハのヴァイオリン協奏曲。

同曲は過去にAvexでもSACD化されています。
ドイツの伝統の響きシリーズは全て廃盤ですが、本作は今でも比較的入手しやすいと思います。

参考: カール・ズスケの芸術 バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

Karl Suske – Bach: Violinkonzerte BWV 1041-1043

Eterna – 827 046

eterna827046

この作品はエテルナのレコードの中でもプレス枚数が多いのか、初版のレコード(黒エディション)でも安価に入手できます。

オリジナルのレコードと、Avex、タワレコの3種を比較してみました。
AvexとタワレコはSACD層のみ聴いています。

思ったより3種の差は小さいですが、音の厚みはAvexが一番あり、広がりはタワレコが有利、アナログがその中間という印象です。

オリジナルマスターはアナログです。
両社のマスタリングについて。

タワレコのマスタリングは下記の通り

<マスタリング詳細>
マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
“ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング”
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸

参考: J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調、ベートーヴェン: ロマンス第1番、第2番、ヴァイオリン協奏曲 ハ長調<タワーレコード限定>

Avexはライナーノートを転用します。

どちらもマスターテープから独自にDSD化していますが、時期がかなり異なります。
マスターテープの劣化と、A/Dコンバーターの進化を天秤にかける感じでしょうか。

Violin Concerto in A Minor, BWV 1041: I. Allegro

タワレコの方は、カップリングでベートーヴェンの作品も収録されています。
オリジナルはこのレコードです。

Karl Suske – Beethoven: Romance

Eterna – 826 121

これもエテルナでは定番のレコードなので初版(黒ステレオ)でも安く手に入ります。
ベートーヴェンは初めてのSACD化だと思います。

「私はソリストというよりも、室内楽奏者です」

「最近はやっている古楽器の演奏スタイルよりも私たちのスタイルの方が、よりベートーヴェンの時代の響きに近い」

Avexのライナーノーツに記載 平林直哉氏のインタビューに対する回答

この言葉はとても腑に落ちました。
ズスケの作品は個の主張を感じずに作曲者の意図を丁寧に表現していると常々思っていたからです。

ズスケのバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの作品を聴いていると、それぞれの作曲者の世界観が良く分かります。

Silent Tone Record/ベートーヴェン:ロマンス1番,2番/カール・ズスケ,ペーター・レーゼル,ハインツ・ボンガルツ/826 121/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード

参考: J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調、ベートーヴェン: ロマンス第1番、第2番、ヴァイオリン協奏曲 ハ長調<タワーレコード限定>

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